75.マクリール夫妻のアドバイス
75.マクリール夫妻のアドバイス
今日の朝食は、焼き立てのライ麦パンと魚介のたっぷりのブイヤベース。カリカリベーコンと温野菜サラダ。
デザートにはバナナのカラメルタルトタタン、生クリーム添え。
ライ麦パンにぷりぷりのオルクシュリンプをのせながら、コンラッドがヤモに問いかける。
「今日も、あの三人組の聞きこみをするのか?」
「はい!あのおじちゃんたちが、いちばんのてがかりなんです」
「あの三人組は、必ず情報を知っているはずたからな。何としても見つけ出すさ」
まさか、四つのどの門からも出ていないとは。
答えながらヤモは喉元までせり上がるため息を呑みこんだ。
昨日は帰宅してから、マクリール夫妻とかまどの常連客や新規客たちにも似顔絵を見せて聞いてみたが手がかりは得られなかった。
今日も、王都中をくまなく回って聞きこむと覚悟を決めている。
あとは、宿屋での調査だ。
三人組が潜伏しているか宿泊した記録が残っているかもしれない。
「オッティモでも聞いてみたらどうだ?あそこは店の規模も広いし、客層も幅広いしな。オティとハウメアも協力してくれるぜ」
「確かに、オッティモなら情報が集まるかもしれないわ。あたしたちも、新規のお客様が来たらまた聞いてみるわね!」
コンラッドとジーナがまかせなさいとばかりに笑みを浮かべる。
コンラッドとジーナのアドバイスに、ヤモとマオは顔を合わせて頷いた。
今日の調査場所は決まりだ。
まずは宿屋、王都中でくまなく聞きこみ。
さらに、開店に合わせて人気のピザ店、オッティモへ向かう。
朝食を残さずに平らげ、ヤモとマオは捜索再開のためにキッチン・かまどを出発したのだった。




