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70.大きな前進

70.大きな前進


ここまでの話から総合すると、ニックは特別な石を採りに行く途中で一緒にいた三人組によっつま危害を加えられため、行方不明になった可能性が高い。


「ニック君は、大切な人には指輪を生まれてくる子にはブレスレットをプレゼントしたい、そのために特別な石が必要なんだと言っていたんじゃ。ワシが知っているのはここまでじゃ…あまり力になれなくてすまんの…」

「いえ、十分なくらいの情報をいただきました。ありがとうございます」

「ウォルさん、ありがとうございました!」


ウォルが教えてくれた情報は事態を大きく前進させてくれる話ばかりだった。


まだ解明できていないこともあるが、ニック捜索への突破口が開けたのは間違いない。


「ニック君が見つかること、心から願っているよ。彼が見つかったら伝えておくれ、指輪とブレスレットのデザイン画は出来ているから、いつでも作れるようにしてあるよと」

ウォルは、ゆるやかな皺が刻まれた顔に優しい微笑みを浮かべて言った。

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