↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
47/158

47.口座登録完了

47.口座登録完了


「マオ、どうした?」

「ヤモおねえちゃん…」

マオは不安気な表情で巾着袋を握りしめる。

少し躊躇っていたマオだったが、やがて意を決したように真剣な面差しで口を開いた。

「みけこさんは、おかねといっしょにマオをたべたりしませんか?もぐもぐして、ぷってしたりしませんか?」

ヤモとマグノリア、ホップ。そして、ギルド内の職員たちの間に意表を突かれたような沈黙が流れる。

余裕の表情を崩していないのはミケ子だけだ。


最初に笑みを堪えきれなかったのはヤモ。次いで、マグノリアとホップと職員たちも頬を緩めた。

みんなが、笑うのでマオは双眸をパチクリさせて視線をめぐらせる。

「ヤモおねえちゃん?」

「大丈夫、大丈夫だよ!ミケ子はマオを食べたりはしない」

「マオ氏、ミケ子は地下にある金庫にお金を送るだけだよ」

「マオは初めてミケ子を見るから、びっくりさせてしまったみたいだねぇ」

ヤモたちからそう言われたマオの表情から緊張感が削がれ、ふんわりと安堵の感情が広がっていく。

「大丈夫ですよ、マオさん」

「ミケ子は怖くないですよ」

職員たちも、マオを安心させるために優しく声をかけてくれた。


「みけこさんは、マオのことたべないのですね!」

みんなの言葉に安心したのかマオの顔に明るさが戻った。

再度、ヤモに近付けてもらいミケ子の口の中に巾着袋を投入する。

「みけこさん、よろしくおねがいします」

「オアズカリ」

ごくんっとミケ子は巾着袋を飲み込んだ。

ミケ子の腹の辺りから、チャリンっという涼やかな金属音が聞こえた。

地下の金庫にあるマオの口座にお金が保管された合図だ。


「アズカリイレカンリョウニャン。オヒキダシノサイハ、ワリフヲテイジシテニャン。ゴリヨウアリガトウゴザイマシタニャン」

右目でウィンクをし、ミケ子は静かに鎮座をする姿に戻った。


親指を立てたホップが、快活な笑顔をマオに向ける。

「これで全部の手続きが完了!マオ氏の口座が登録されて、お金も入金されたぞ」

「マオのこうざができたのですね!うれしいです!ヤモおねえちゃん、マオのこうざです!」

マオは大はしゃぎで手をパタパタと動かして喜びを表した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。