↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
35/158

35.おいしい料理のために

35.おいしい料理のために


「コンラッドとジーナも、終わったらゆっくり休むんだぞ。それじゃあ、おやすみ」

「ああ、ありがとな!おやすみ、ヤモ」

「ヤモ、おやすみなさい。しっかり休むのよ」

マクリール夫妻と就寝の挨拶を交わしたヤモは、二階に上がっていった。


ヤモが二階の自室へ上がった後、ジーナはミルティアプリン、コンラッドは明日の朝食と営業の仕込みに取りかかった。


ジーナは黄緑色の茎の先についているミルティアの花を丁寧に取るとザルに移す。

ミルティアの花は六角形をしており、色は透き通るような純白。

自然が作り出したステンドグラスといっても遜色ないほどの透明感。

まさに、雪の結晶だ。


ジーナは水で軽く花を洗ってから、次は鍋に湯を沸かした。沸騰したら、そこにミルティアの花を入れて3時間煮詰める。


ミルティアの花は極めて繊細で柔らかいため3時間でとろけてしまう。

しかし、煮詰める際には強火は厳禁だ。風味がとんでしまうからである。弱火でじっくりコトコトが大事なコツだ。


「コンラッド、手伝うわよ」

「いいのか?ありがとな、ジーナ」

鍋の様子を気にかけつつ、ジーナはコンラッドの仕込みの手伝いに入った。

コンラッドはカウタウルスの赤身肉に下味をつけているところだった。


カウタウルスも食用魔物の一つだ。分類はミート。

赤身はバランスの良い食感とほどよい脂が味わえ、サシの入った部位は柔らかく芳醇な脂の旨味が楽しめる食材である。

コンラッドとジーナは手製のハーブソルトを肉にしっかりとまぶしていく。


ハーブソルトをまぶしたら肉はモコの葉で包み、ボックス内で朝まで寝かす。

モコの葉は食材を包むのと保存に適した大ぶりな葉で大陸の多くの国々で使用されている。

香りもなく食材に臭いがうつる心配もないため、料理人にも一般家庭にも大変重宝されているのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。