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22.一時、帰宅
22.一時、帰宅
「それじゃあ、フレデリカ、リーシャ」
マオを落ち着かせたヤモは二人を振り返る。マオはフレデリカとリーシャに手を振った。
「フレデリカおねえちゃん、リーシャおねえちゃん、バイバイです」
剣聖の二つ名を持ち大陸最強ギルドの長であるフレデリカを、「フレデリカおねえちゃん」と呼ぶのは後にも先にもマオしかいない。
とはいえ、当のフレデリカは満更でもない様子だった。普段のクールな笑みとは異なる柔らかい笑顔を湛えている。
隙を見せないフレデリカがこんな表情を垣間見せるとは。ヤモは若干驚いた。
「ふふっ、おねえちゃんなんて呼び方新鮮だね。ヤモ、マオ、気を付けて帰るんだよ」
「お二人ともお気をつけて!業務が終わり次第、マスターと一緒にお礼に伺いますとマクリールご夫妻
にお伝え下さい」
「分かった、伝えておく」
フレデリカとリーシャに見送られながらヤモはマオを連れて冒険者ギルドを後にした。
時刻はすでに十二時半をまわっていたため、ヤモは手頃な店でマオと昼食をとってから、キッチンかまどに帰ることにした。




