ゲーセン
僕は、いや、僕たちは今ゲーセンに来ている
明日から夏休み。テストは赤点まみれだ。が、僕はまだ受験生じゃない。だから赤点なぞ気にする事もない。そう言い聞かせてゲーセンに来た
一緒に来てるのは大河くん。大河くんの弟、川鬼くん。先輩のりおさんだ。
りお「よーし、龍玉英雄やるぞ!」
僕&大河&川鬼「「「おおおおおお!!!」」」
大学生みたいなノリでゲームを始める。この雰囲気、嫌いじゃない。
最初にりお先輩と僕が対戦することになった
僕はそこそこ強いカードを持っていて、りお先輩はノーマルカードばっかりだ。
僕(ぶっちゃけ余裕っしょ)
ところがどっこい、りお先輩はゲームがとても上手いと評判なので油断はできなかった。僕は何回もピンチに陥った
そして最後の方はお互い残りHP1という奇跡の状況になった
りお「芳樹!お前に勝つ!」
僕「望むところです!」
目押しで勝負が決まるこのゲーム。動体視力が求められる。
最後の一撃。緊張するこの瞬間。そして決着は着いた
りお「ンンンンンンビクトリー!!!」
そう。僕は負けた。
何で?僕の方が強いカード持ってたのに
僕が両手を床についてうずくまっているとりお先輩がカードを渡してきた
りお「これ、ノーマルの割には効果強いから入れときな」
僕「え?くれるんですか?」
りお先輩が使ってたカードの一つだ。僕はありがたく受け取った。
そう、このカードに最後の最後でやられたんだ。
こいつさえいなければ・・・・
僕は破きそうになる衝動を抑えて
「ありがとうございます。」と言った
りお「俺より強いやつと戦いたいからな。お前が強くなるの、待ってるぞ」
僕「は、はい!」
僕は嬉しさと悔しさに満ち溢れながらそのカードを抱きしめた。
大河&川鬼「あの・・・・・僕たちは?」




