心に決めた人
凪咲「あなたは・・・・源田さんのことが・・・・好きなの?」
一瞬、時間が止まった
まるで某オラオラ系マンガの世界のように
空気が凍てつく。
嫌な気分と期待の気分、両方が同時に押し寄せてくる。
みさき「す、好きよ!何が悪いの!」
僕はその場に倒れ込んでしまいそうなほど衝撃を受けた
だってみさきちゃんの口から本当にその言葉が出るとは思いもしてなかったから
いや、今までの言動から察するに僕のこと好きじゃんと思ったことは何回かあったのだが
いや、それでも衝撃なのは衝撃だ
凪咲「ふ~ん・・・・じゃあ、こうしたらどうなるのかしら?」
凪咲ちゃんは僕の片腕を引っ張って腕を組んでくる
僕はプリントを持っていたので、当然床にばらまかれる
みさき「なっ、なっ、なっ」
みさきちゃんは顔を真っ赤にしていた。
みさき「ちょっとあなた!離れなさいよ!」
と言ってみさきちゃんが僕を凪咲ちゃんから引き剥がそうとする
僕はこの状況でどうにもできない。だから言ってやろうと思った
僕「凪咲ちゃん、そういうのやめて」
正直自分でも驚くほど冷たい声が出た
また、空気が凍てつく。今度は別の方向に
あぁ・・・・今気づいた
僕は心の底からみさきちゃんのことが好きなんだと
僕はみさきちゃんと愛し合うために生まれてきたんだと
こんなぽっと出の馬の骨になにされようがどうでもいいと
僕はプリントを拾い集める
僕「みさきちゃん、行こ」
みさき「・・・・・えっ?あ、うん」
そう、僕の心に決めた人は、世界でたった一人
僕を愛してくれるのも世界でたった一人
そう心に刻んだ




