アンダーテイカーのJ.O.K.E.R
『それであんたはなんて名前でよんだらいい?』
『アンダーテイカーのルールその一。アンダーテイカーに名前はない』
『じゃあかってによぶぞ?おじさまってな』
葉巻をきりおとして古びたジッポライターで火をつけようとしたので、ゆうきはいけすかない態度のおじさまに挨拶がてら焔切で一寸のくるいなく葉巻の先に火をつけた。
『ヒュッー!!かっこいいねぇ?』
ぱちぱちと心にもない拍手をするとアンダーテイカーのおじさまはなのった。
『おれの名前はあるとするならJ。Jとよばれているからすきによんでもらっていいが、まわりからはそう呼ばれている』
『J?ジェイか。よろしく。その財宝はきみたちのだ。すきしてもらっていい』
『カカ。面白ぉ!きづいとるかわしらに!』
『キキキ。きづいとるのぅわしらに!』
『クククク。上等な魔力のかおりだぁぁ!』
『ケケケケケ。上等上等!』
Jを照らす光の影にうごめくなにかたちが、ない口であざわらうとJの舌打ちをからかうようになりをひそめた。
『こいつらに気付くとは。説明しても良さそうだな。こいつらはおれの能力野生手札のワイルドカードたちだ』
二人がくびをかしげていると、まぁまてといってつづけた。
『JOKERはそれぞれのアルファベットが名前になっていてカの笑いかたをするやつはO、キキと笑うやつはKというように順番に名付けてよんでいる。各自は自我をもち思考する。おれの影に住みつき、おれの魔力をすっていきている悪魔のような奴らさ』
ぼりぽりと無精髭のはえたあごをかくと、Jはたまに助けられてるとつけくわえた。
『関係性はわかったよ、あんたらはそうやって共存してんだな。おれたちもひとにいえないいちめんはある。開示してくれたのはうれしいがまだいえるような仲じゃない。わかってほしい』
『あぁいいさ。葉巻に火をつけてもらったおれいさ』
皮肉めいたくちょうでクールにJはそういうと、ジャケットをひるめかせてうでのちからだけで座った体勢からとびあがった。
『よっと。ふぅー葉巻はキューバ産に限る』
『よろしくな』
ゆうきがてをさしだすと、Jはニカっと笑って握手をかわした。
アイリもつづけて握手をする。
『当面の目標はダンジョンの踏破だろう?』
『目的が修行だから踏破はそのひとつだな』
『そうか。なら、宮本さんのご意向と深井にたのまれたふたつを念頭に置いてあんたらをてつだうとするさ』
カウボーイハットをふかめにかぶるとうつむいて葉巻をグローブでけしてポケットにしまった。
『それにしても暑いな。さっきまではまだましだったんだが、気温があがったきがするぜ』
『あぁたしかにさっきまでとは気温があきらかにちがうな』
たらりとあせがはなさきから流れ落ちる三人。
地面におちると同時に蒸発するあせ。
『さっきピラミッドの壁がうごいてたのが影響してるんじゃないの?』
『おれもそう思う』
『早く移動した方がよさそうだ。おれのもってきた温度計はふりきっちまってる』
いそごうといいあうと三人は蜃気楼でゆがむさきをみさだめるだめ歩み始めたが2時間がたったころいへんが起きた。




