第二十七話「情報量が多すぎですわ、おほほほほ」
壊血病対策の魔改造ようかんと魔改造3分麺でハルカのお腹がさらにぷにぷにになっていく。
洋上では曜日感覚も薄れる。
機関室で唸るエンジンを眺めて退屈を凌ぐ。
そんな生活を2ヶ月、アジャイリアに到着した。
アジャイリアはかなたの大陸の中では比較的温暖で森林が多く、建物は木造が多い。
「火災対策したほうが良さそうですわね…」
雨上がりの道路はぬかるんでいて、車輪で物を運ぶのは難しそうだった。
「水はけのよい層を上に作るべきですわね…」
この国の王都は港から山脈を越えなくてはいけないらしい。
アジャイリア側はそこを配慮して港町まで出向いてきた。
「この国の王をやっています、マリア・A・ストラッツと申します。
遠路はるばる恐れ入ります。」
アジャイリアの王は、女王だった。
しかし、一国の王にしてはかなり痩せていて、身なりも整えてはいるが着ている服はかなり生地がくたびれている。
見たところ国はかなり困窮しているようだった。
「…すぐにぷにぷににして差し上げますわ、おほほほほ」
一方、マリアはハルカについてどういう人物か聞かされていて、思っていたことがあった。
・王太子の婚約者だったが婚約破棄された貴族の令嬢
・国が爆発的に近代化するような発明を大量にした
・隣国まで飛躍的に近代化させた
・帆船に補助動力を取り付けた
・ようかんと3分麺を作った
・行動力がおかしい
「あなた、情報量多すぎです」
「わたくしは情報量が少なすぎるからこちらに来ましたの。
現調させていただきますわ、おほほほほ。
その前にきんつばをどうぞ?」
アジャイリアはカロリーの暴力に蹂躙されることとなった。




