消失
前回のあらすじ
超能力者の主人公水雲(通称モズ)とその仲間たちはほのぼのと生活していた。
しかし!仲間の一人、空がDeus Ex Machinaと名乗る人物によって連れ去られてしまった!
残ったモズとその仲間、翼と海月は犯人が行った地、永有町に向かう…
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俺達は今、電車に揺られている。
先ほど大宮駅から別の電車に乗り換えた。
ここから暫く乗りっぱなし。人は沢山いるからそう座れないけど。
結局、座れないまま次の目的の駅についた。
その駅でローカル線に乗り換える。
2両くらいしかないマジモンのローカル線。
俺達が乗った両には誰もいなかった。
3人で隣り合わせで座る。
………窓を見た。とても綺麗だ。キラキラしている。
すると、翼が口を開けた。
「2人ってさ、海に行ったことある?」
「自分の記憶にはない。水雲はあるんじゃないか?」
「一応は。幼稚園くらいのときに泳いだ。」
「ふーん。実は僕、海に行ったこと無いんだ」
「海に行ったこと無い人なんて存在するんだね」
「内陸国の人とか一生海に行けないかもしれないんだよ?だからきっとこの世にごマンといるよ。」
「で、話したいことはなんだ?」
「話したいことね。この町、実は僕の好きなアニメの聖地なの」
「この町舞台のアニメなんてあったか?」
「まぁ僕達が生まれるよりも前に放送されていたアニメだからね。知らなくてもしょうがない。結論を言うね。あるよ!」
「なんていうアニメ?」
「パンツァー四重奏ってアニメ。女子高生四人が戦車に乗って戦うお話。」
「ふーん。俺、最近は軍人蛙しか見てないや。漫画もアニメも」
「一応軍人蛙は原作漫画含めたら僕のよりも18年くらい前だけどね…」
「面白いからいいの!」
「駅、ついたぞ」
途中から海月が空気になった。エアー
駅の近くは漁港だった。
翼が目を輝かしていた。キラキンキランのティンクルティン、スーパーギャラクシーノヴァつて感じ。
目線の先を見た。
…クジラだ。クジラを見ている。
「翼、どしたん?」
「僕ね、鯨大好きなの!血生臭いところが!けどね、東京とか埼玉では全く売られてないの。だから売られているのをみてスーパー嬉しい!」
「そうなんだね。あれ?海月は?」
「あそこに並んでいる」
あそこ、というのはアイスの列だ。旗にはこう書いてある。
『魚味のアイス!ベリィ旨し!クジラ味とマグロ味なんて最高ですよ?あなた。値段は500ッス』
………
「俺、ウニ味食べたい」
「僕はネギトロ味」
「自分は買ってきたぞrxz」
「ええやん何味?」
「1つは塩辛イカ味、もう一つは牛タン味、最後の1つは黄鉄鉱味。さあ選ぶがよい。宇宙人共よexz」
「僕、牛タン味で」
「俺塩辛で…」
「自分、ちょうど硫黄味が食べたかったの!嬉しい!ありがとう!exz」
みんなでいただきますして食べた。
塩辛はバニラとマッチしててとても美味しい!白米と醤油が欲しい…
あぁ…白米。白米は最高だぜ。
翼も牛タンアイスを美味しそうに頬張っている。
さて、問題の硫黄味。海月は全て食べ終わったあと、デェェェェェンと破裂した。威力的にはポンゥくらい。そしてこう言った。
「あれ?自分何をしていたっけ?」
「何って、変な味のアイス買ってきたやんお前が」
「自分そんなの買ってない!」
海風が吹いた。カモメがとんでいる。
翼の肩にウミネコが激突。
「痛でぇぇなぁ゛ウミネコさんよぉ?駆逐してやるか?あ゛ぁ゛ん?」
「翼怖い。ていうか肩にゴミついてる」
「マジ?取ってくれない?」
「取ったよ。なんか変な紙だ」
「見ーせて」
「海月、読め」
「くわんぬ」
「『とうとう町についたか…安心しろ。あのシトリンは無事さ。場所は近くだから観光して回ればいずれ奴を解放できるだろう。
因みに、お前らがいる場所から東に250m行くとでっかいタワーがある。そん中にあるカレー屋は格別だ。ボルシチもうまいぞたんまりと食え。ピンクサファイアが好きなアニメの公式ショップもあるぞ?
Deus Ex Machina』」
「ピンクサファイア誰やねん?」
「多分、色が柑橘系のシトリンが空ってことは…ピンクサファイア=ピンク、髪がピンクなのはこの中では翼。したがってピンクサファイアは翼だと思う。」
「俺思った。Deus Ex Machinaって何者?」
「知らない。」
また海風が吹いた。ふんわり、俺達の髪を靡かせて




