Deus Ex Machina
会話シーンで今回から、誰が話しているか分かるようにイニシャルを付けます。
例
水雲→m
翼→t
海月→k
空→s
前回のあらすじ
主人公の水雲ことモズとその一行は拐われた仲間、空を探しに永有町に向かった。
道中、空を拐ったと名乗る人物「Deus Ex Machina」から手紙が届いたり、硫黄味のアイス食べて仲間の一人が爆発したりとあった。
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歩いて5分くらい、本当にタワーがあった。名前はノリマリタマタワー。
どうやら中は3階建てのようで、一階には地下労働施設、2階にはアニメの公式ショップ、3階には展望台とカレーとボルシチで有名なカレー屋さん。
とりあえず腹が減っては戦はできぬ。
ここは1つカレー屋に行こう。
階段でトコトコテクテククヌクヌ。
翼は息切れをしている。運動神経がないからしょうがない。
俺と海月は平気だ。昔よく殴り合いという名の包丁投げをしていたから。お互いに傷をつけられなかったな。結局。
3階についた。とても綺麗な海。光でキラキラ。どうやら人はいない。
t「ねえ!折角だし窓辺にしない?海見ようよ」
k「賛成くわんぬ」
少し奥だった。よく海が見えるのは。
俺達三人は自分の目を疑った。
………拐われた筈の空がカレーを食べてた。
誰かと。
その誰か、というのは何処か見覚えがある。
記憶にはない。
m「なぁ、空の隣の人見覚えあるが誰かわからない。お前ら知らん?」
k「放送委員の人。委員会発表の時に転んでた人。」
t「名前わかる?」
すっごいコソコソ話してたつもり。
しかし、相手にはバレていた。
s「え、モズやん。どしたん?ていうか超偶然やね」
m「空。俺達、イタズラ手紙でここへ来たんだ」
s「手紙って?」
m「お前が拐われた旨の手紙」
s「え、なにそれ知らん怖。」
m「ところで隣の方は何方?」
ここでようやく隣の人に目を向けた。
ボブヘアで、蝶の髪飾りを着けている、
動脈の血液のように真っ赤な髪の持ち主だった。
俺達は察した。同類だと。
俺達超能力者は同族のみ、超能力エネルギーを目視することができる。
超能力エネルギーを保有していると髪の毛の色や目の色が変化する。
例えば俺なら水色よりの青、海月なら藍色、翼なら桜色、空なら柑子色。
?「君たち、超能力者?」
t「そうでっす」
m「ごめんなさい貴方誰ですか?」
?「俺のこと知らないのか。俺の名前は永見 永遠。君たちと同じ梅雨味噌中学の2年さ。(以下イニシャルはe)」
m「あの、なんか変な手紙が届いたんですけど、心当たりありますか?」
永見先輩に手紙を見せた。見せた瞬間、少し呆れたような評定をした。
e「ごめんね。あの手紙送った犯人分かったかも。ちょっとボコボコにしてくるね」
永見先輩はスタッと立って、ビュンと走った。穏やかそうに見えるが結構アグレッシブ。
奥からこんな声が聞こえた。
e「オルァァァァァ寺乗!(以下r)テメェなんて手紙送ったんや!アホか?」
t「いやなんか呼び出せ言ったのそっちじゃないか。」
e「とりまコッチ来いやぁぁぁテメェ★」
永見先輩が来た。金髪の人を引きずって。
その人は、髪はボサボサ、長さは全く揃って無い。眼鏡はアニメでよく見るぐるぐるメガネ、硫黄のように黄色い髪、背は高い。ひょろい。
m「永見先輩、この人誰ですか?」
e「犯罪者」
r「犯罪者言うなし」
k「名を名乗ってほしいです」
r「寺乗」
t「下の名前」
r「刹那」
t「フルネームで?」
r「寺乗刹那」
t「Deus Ex Machinaとか言う名前で手紙送ってきたの貴方ですか?」
r「そうだよ」
t「お二人さんって超能力者なんですか?」
r「少し違うかな?」
t「違うって…?」
e「俺達ねぇマジモンの宇宙人なんよ」
t「マジっすか?」
e「マジ」
t「因みにお二人はどんな能力を持っているんですか?」
e「俺は使い魔を召喚できる能力。使い魔って言っても蝶々だけど。」
「寺乗の能力は他人の認識や実際の情報を改変する能力。わかりやすく言うと現実改変とか認識改変かな?手紙もそこら辺にいた鳥に運ばせていたよ。」
t「少し意味がわからない」
e「わからないならいいや。難しい事を考えすぎたら爆発しちゃうし」
m「先輩達はなんで地球に来たんですか?」
e「理由ねぇ。数十年前に地球とズヴィズダー星が戦争したでしょ?俺達それの偵察任務に来ていたんだ。」
r「当時彼奴は16歳くらいだからたぶん今は現実的に20代後半以上は年行ってるぜ」
e「寺乗お前燃やすぞ」
r「やれるもんならやってみろ」
k「ごめんなさい。1つ聞いてもいいですか?この話ってカレー屋の人とか、野生の観光客とかに聞かれてないんですか?」
r「それは安心したまえ。相手には雑談してるようにしか見えないようにしている。」
t「とりあえずイタズラ手紙で迷惑したんでカレー奢ってください」
e「寺乗、奢れ。」
r「嫌だ」
e「じゃあ死ね。海に飛び込め。鯨の餌にでもなれ」
結局、カレーは奢ってもらえた。
r「そうそう1つ。お前ら、能力を強くしたいと思わんか?」
s「………!」
「できるんですか?」
r「勿論。我らが母星の化学力でね。一応技術職だったんだ。」
「強くする方法は簡単。このメラニンネオンジュースを飲むのさ。そすれば、それなりに強くなれる。」
s「無料ですか?戦闘系能力以外でも強くなれますか?」
r「勿論。100円さ。割引した。戦闘系以外でも強くなれるぞ。君みたいな超軽い治癒系なら擦りむき程度の傷くらいまでなら治すことができるようになる」
s「ください」
m「ついでに俺もください」
t「僕も」
k「自分も」
r「まいど」
その薬は蛍光イエローだった。味はトロピカルフルーツ?冷やされていて美味しかった。微妙に炭酸があって程よい刺激。なんか力が湧き上がった気がする。
他3人も見たら、髪色が少し濃くなった?蛍光っぽくなった?なんて言えばいいかわからないけど超能力エネルギーが湧き上がっている。
寺乗は海に捨てたと言いたいけど、永見先輩が交通費と帰りに食べる食費を渡してくれたので投げ捨てなくて済んだ。
帰りは翼の行きたがっていたアニメの公式ショップに行き、町を回って帰った。




