第9話
深夜0時。
私たちはクリスト上司が用意してくれた車に乗り込み、一緒に出発した。
フロンティエール・シュドまではかなり遠いため、道中は交代で運転することになった。
夜道は静かで冷え込み、たまに同じ道路を走るコンテナトラックが通る程度。
(というか、夜中に都市の外を長距離移動するのって結構不気味なんだよな……!)
幸い、道中にはカフェを売っている店もあった。
…
翌日の午後、15時ごろ。
私たちはピース州च्या料金所で長い列に並んでいた。
ここからフロンティエール・シュド州までは約40キロ。
Sub-phần và目の前には――警察。
私はデペンドラを揺さぶって起こす。
「おい!」
「ん……は?何だ?もう着いたのか?」
「あそこ料金所だって!警察いるぞ!どうするんだよ!?」
「警察?たしかクリスト上司がカード渡してただろ。それ見せりゃいいんじゃね?」
本当に大丈夫なのかよ⊙﹏⊙……。
そもそも私、運転免許すら持ってないんだけど……。
でももう試すしかない。
ここまで来たら賭けだ!
…
数分待った後、ようやく私たちの番が来た。
車の窓を開ける。
料金所のブースに座っていた警官は、肩にライフルを掛け、片手をこちらへ差し出した。
「通行料と運転免許証を」
私は少し震えながら、通行料とカードを差し出す。
警官はカードを見ると、それを機械に通して確認した。
私の全身から冷や汗が噴き出す。
そして彼はカードと通行料を返してきた。
「失礼しました、カフェニー・スネグさん。どうぞお通りください」
「あ、ありがとうございます!えへへ……」
私は慌てて窓を閉め、そのまま車を走らせた。
「マジで寿命縮んだわ!」
「何だよ、ビビりすぎだろ?少しくらい度胸持てって!」
「うるさい!」
しかし、このカード本当に権力強すぎるだろ……!
デペンドラはまたそのまま寝転がって眠り始めた。
地図を確認すると、もうそこまで遠くはない。
私はスマホを取り出し、トーマス・スコットへ電話をかける。
「もしもし、スコット支社長ですか?」
『はい、私ですが。どちら様でしょう?』
「クリスト上司に派遣された者です!」
『ああ、君たちか。それで今どこに?』
「ピース州の料金所を通過したところです!」
『なるほど、ならもうかなり近いですね……。では、こちらも迎える準備をしておきます』
「はい、ではまた!」
私は電話を切った。
…
夜8時。
ようやくフロンティエール・シュド州のニューピース市へ到着した。
そして目の前には、プランタン・トーチ支社。
入口からは、スコット支社長と二人の護衛がこちらへ歩いて来るのが見える。
周囲には一般人の低く小さな家ばかり並んでいるが、この会社だけは明るく輝いていた。
「ようこそ、カフェニーさん。そして……(デペンドラを見て、うとうとしている)そちらの方は?」
「あ、デペンドラです。彼もクリスト上司に派遣されてきました」
私はデペンドラの脇腹を軽く突いた。
「まだ寝てんのか?」
「ん……あっ!?スコット支社長、失礼しました!」
「ああ、構いません構いません。長旅なら疲れるのも当然です!どうぞお入りください。お二人の部屋も用意してありますので!」
…
スコットが用意してくれた部屋はそこまで広くはないが、かなり高級感があった。
「支社長、例の息子さん二人の件ですが……」
「ああ、その件は最近ずっと行き詰まっていましてね……」
「うーん、ここまで長引いて手がかりなしって、かなり厄介ですね……」
「スネグさん、あなた方のために武器や防具、それと必要な装備も用意してあります」
「おお、ありがとうございます支社長!」
「はは、気にしないでください!では、続きは明日話しましょう」
「了解です。うまくいくといいけど……」
これはかなり厳しい任務になりそうだ。
…
寝る時、私はベッドを独占し、デペンドラは床で寝た。




