23.安定してきた一人暮らし、そして武器を拾う
ホームセンターに行くようになってから5日がたった。
ほしいものをいろいろ物色して帰ってくる。探索も時間を決めてどんなに長くても2時間までと区切って日が出ているうちにお家に帰ってくるようにした。
道中コンビニやスーパーを見つけるたびに食料も献立を考えて持って帰ってくる。
何より水が結構大変。
お風呂は無理でも2日に1回はシャワーを浴びたいってなると、水の消費量がばかにならない。
一度は台車を使って箱でペットボトルを持って帰えろうかと考えたけれど、台車を道路で押したらガラガラ音が出てやめた。
もしかするとゾンビはもう居ないのかもしれないけれど、大きな音を出して運ぶのはちょっと不安。
とりあえず、持って帰れるものは全部持って帰ってきて、洗濯も手回で少ない量しか洗えないけれど下着ぐらいは何とかなった。
ただ、水が尽きれば洗えなくなるから、動きやすさ重視で新しいスポブラと動きやすいショーツをゲットしてきた。
あとはトイレ。
コンビニとかホームセンターとかでトイレに設置する緊急トイレみたいなのを使ってお店の裏のごみ箱に捨てるようにして、あんまり家の中トイレは使わないようにしてる。
どうしてもって時は使うけれど、水を流せないからあんまり汚したくない。
トイレ流すのだって水を大量に使うし。
都内って便利だなと思うのは、ペットボトルの水は結構どこにでもあること。
初めてスーパーとかの倉庫にも入った。
2Lのペットボトルなら結構ある。
ただ、清涼飲料水は冷えてないとおいしくなくって、お茶かお水がもっぱらの飲み物になった。
あと、スマホを使って地図を見るのも限界を感じて紙の地図をゲットした。
本屋にいって物色した結果、キャンプ関係の本に私の知りたい情報は多かった。
そんな日々を過ごす中で、自衛隊が展開していたという公園にもいってみた。
ただもぬけの殻で、ゲームで見るような武器クレートとか自衛隊車両が止まってるだけだった。
「あ、これ見たことある」
いろいろ物色していると、自衛隊の装備であろうものを見つける。
置いてあったのはアサルトライフルの一種。
試しに持ってみたけれど、すごく重たかった。
ゲームの主人公とかは、一般人なのに突然こんなもの振り回してゾンビと闘うのか……ゲームクリエイターを目指していたのに思わず「所詮はゲーム」って現実を突きつけられた気分。
むしろ目についたのは自衛隊の装備では絶対にない銃だった。
「あ、これ見たことある」
私がやってたゲームでも出てきた銃があった。
手でもつ部分だからグリップ?の部分に星マークがついてる小さい銃。
鉄の塊だから重量感はあったけれど、それでも小さくて持ちやすい。
予備の弾と思われる箱も一緒に置いてあって、近くには入れるためのホルスターと呼ばれるケースまである。
「マカロンだっけPMって拳銃だったよね」
ゾンビ世界なら銃器ぐらい持っててもいいだろうととりあえず持って帰ってきた。
少なくとも弾が入ってないことぐらいは確認したし、予備の弾倉もあった。
このあたりはゲームの知識とサバゲ―に無理やり連れて行かれたときの知識が生きてるかも。
なんか一気にゾンビサバイバーみたいになったなって思う。
ただ、銃のちゃんとした使い方はよくわかってないけれど、セーフティーとリロードの方法は知っててよかったって思う。
今度試し打ちしてみよう。




