24.うん、使わない
銃を持って帰ってきた翌日、ゲームと昔誘われて1度行ったサバゲ―を思い出しながら、持ってきた銃を一度使ってみることにした。
外に出て空のペットボトルに少し水を入れたものを目標として、ちょっと離れたところに置く。
持ってきたのは弾薬箱と銃とマガジン。
たしか8発はいるはず。
持ってきた弾薬はちゃんとPMのマガジンに収まった。
こんなところでゲーム知識が生きるなんてね。
9×18が何のことかはよくわかってないけれど、これにはその弾を使わないといけない。
ハードコア探索FPSやっててよかったと思う。
「ん?んっ、結構入れるの難しい」
何とかマガジンに8発弾を入れて、拳銃のグリップの下にそれを突っ込む。
「たしか安全装置は下げるんだったよね。今は上がってるからセーフティーのはず。赤い丸の方にあるから多分そう、スライドも動かないし」
作業用手袋をしっかりとはめなおして両手でしっかり持って一度構えてみる。
アイアンサイト?っていう鉄の凹凸の印を使って照準を合わせるってのは知ってるので一度左目をつぶって覗いてみる。
「小っちゃくて分かりにくいけど、大丈夫そう」
ゆっくりとセーフティーを解除して、上のスライドを引いて手を離すと、ガチャって音がして装填されたみたい。
もう一度しっかりと両手で持って構えなおす。
深呼吸を二回。
私は引き金をぐっと握りこんだ。
ズバーン!!!!!!
「!!!」
腕が勝手に持ち上がって思わず尻もちをついてしまう。
前を見れば一応当たったらしくってペットボトルに穴が開いて転がっていた。
すっごい手がしびれる。
「うるさ!これ!!!」
いや自分の声もうるさかったかも。
私は慌ててセーフティーをかけなおして急いで家に戻った。
「うん、保険として持っといても使わないようにしよう」
なかなかマガジンが抜けなくて四苦八苦してようやく抜いて、サバゲ―で教えてもらったチャンバークリアってのをやる。
スライドを引いて弾を抜くってやつ。
しっかり引いてみたらコロンって弾が1発転がった。
拾ってマガジンの中に入れなおして、ケースにしまうことにする。
マガジンは銃にセットしないで持ち歩こう。
スライドをもとの位置に戻してセーフティーをかける。
うん、これは普段は絶対使わない。使う時は本当に危ないときだけだと思う。




