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ヴァンパイアを追いかけろ(5)和美視点
「やった」
ため息をついた。
「たどり着いたよ。ここは、あなたと始めて出会った場所だから」
「あの光は何だろう」
遠く学校にて光るまばゆい光に導かれて、学校まであと、50メートルというところまで来ていた。
ここまで、ゾンビには襲われかけたけど、懐中電灯と、ピアスで、ゾンビたちは近付いてこない。
その事で、和美にはここまで、ゾンビに対する自信がついていた。
「それに、これ!」
和美は、ウエストポーチから、チューブを取り出した。
「口がニンニク臭くなるから、普段は絶対に使わないんだけど、まあ、しょうがないよね」
そのときだった。正面から、ぐいぐい近付いてくるゾンビに、和美はひるんだ。
「何で。何で近付いてこれるの?」
「ハ~、ミツケタゾ」
明らかに今までのゾンビと違う。
「ハ~、ウマソウダ、ムスメ、ワガ、サイコウノ、ゴチソウニ、ナリソウダ」
その証拠にしゃべっているではないか。
「ハ~、スワセロ、チヲ、オマエノ、ソノ、ワカクテ、ウツクシイ、チヲ、スワセロ」
「何で。何で近付いてこれるの?」
その距離、15メートル。
口からよだれが、ダラリと、たれた。
「イヤー!来ないで、来ないでよー!!」




