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異世界への手がかり
「好きな人に噛まれた傷口を吸ってもらうのです。それは消毒効果をもたらし、進行を止めます」
「それよ!」
「あまりおすすめはできませんが・・・」
「なぜ?」
「二人ともヴァンパイアになってしまうからです」
ヴァンパイアのしもべになるか、愛し合う彼とヴァンパイアになるか。二つに一つ。
「私は、異世界に行く方法を、ヴァンパイアによって、封じられています」
「そうなんですか」
「逆にいえば、ヴァンパイアを捕らえれば、異世界に行けるというわけです」
それは私にとっての、新世界への一歩。
シスターが話す。異世界の話。
「中世ヨーロッパ。お城。令嬢。公爵。結婚。婚約破棄。悪役令嬢・・・」
行ってみたいと思う。
「お願い。私を連れてって」




