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4801サオンとの学園生活追記ヴァンパイアI love you  作者: 女郎花
第1章

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17/30

旅立ち

ヴァンパイアは異世界へと逃げた。

私もシスターも異世界へ行けない。


「はい、私ゾンビ決定」






「方法はあります」


シスターが叫んだ。


「それは何?」

「今、ニュースで騒がれている女性たちの失踪事件。あれはヴァンパイアの仕業です」

「どうしてわかるの?」

「コウモリになった あやつを私の呪文「キュア」で追いかけました。行き先は台風で封鎖されたトンネルでした」

蒼生そうせい市には、三枝君が住んでいるわ」

「そう、奴の狙いはそこにあります」

「どういうこと?」

「三枝君を捕まえて、あなたの血を吸わさせないため。そして・・・」

「・・・そして?」

「神官との出会いを阻止し、異世界でのあなたの記憶を取り戻させないためなのです」

「わかったわ」


私は、たんかを切った。


「私、異世界へ行く!」





「準備なさい。両親や親戚・友達とのあいさつ。食料品や身の回りの必要な物。長旅になりますよ」




―そして三日後。


かくして、悪役令嬢としての記憶を取り戻す旅が、始まった。




ゾンビ化まで、あと残り三日。

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