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悪役令嬢
シスターは言った。
「あなたは、婚約破棄をされた、悪役令嬢です」
突然、私の頭とまわりを取り巻く世界が、ジャンル「異世界(恋愛)」になった。
シスターの話は続く。
「私は、侍女でした」
「・・・」
「私たちの貴族の家に、突然名門貴族から縁談話が舞い込んだのです。
私たちの家は貧乏貴族、「エリック家」。はたや、名門貴族といわれる、「フェラオ家」はお金持ちで、美形といわれる公爵がいます。
貧乏令嬢と金持ち公爵。
はっきり言って、釣り合ってはいません」
「はあー」
私は、話半分、口半分でシスターに耳を傾ける。
「この世に神はいるのだと、あなたは、喜び勇んでフェラオ国に行き、挙式を挙げました」
「私が」
「そう。おめでとう」
「しかし翌日 突然、婚約破棄されました」
「そんな」
「あなたにはその謎を、私と一緒に解明して欲しいのです」
「でも・・・私・・・」
「手がかりはヴァンパイアです。私も血を吸われた女性の一人です」
「えっ?バレていた」
「私と共にヴァンパイアを倒しましょう」
シスターが不敵に笑った。
「エイ、エイ、オー!!」
虎穴に入らずんば虎児を得ず




