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第三話 オードトワレ

目が覚めて、二週間ぐらい前のことを思い出しつつ私は冷蔵庫を開ける。

飲み終えたラムネの空瓶をごみ箱に捨てて、月齢カレンダーに目をやった。


今日は満月らしい。


「今日なら。」


しばらく着ていなかったせいか、制服は少し小さく感じる。

鏡を見て、慣れない笑顔の練習をする。

あの時の女性みたいに自然に笑顔を作れてるかな。

化粧品は母のものを借りよう。

部屋の壁に貼ってある黄ばんだ時間割はいつのものだろう。


私は埃をかぶったカバンに適当に教科書を詰めて、玄関の扉を開けた。

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