第十三話 スラム
ギルドを出てしばらく歩いたところで、田中は後ろを振り返った。
少し離れたところに男が2人いる。
ギルドの中でこちらを見ていた男たちだった。
「……まだおるな」
前を向いて歩く。
角を曲がる。
少し進んでから、もう一度振り返った。
2人も同じ角を曲がってくる。
「やっぱ俺やん」
今日の報酬は2,182,900円。
大量の硬貨を受け取り、収納袋へ入れた。
狙われる理由なら、それしか思いつかない。
「金か、袋か」
このまま宿へ向かえば、泊まる場所まで知られる。
「それは嫌やな」
田中は大通りを外れた。細い道へ入る。
後ろを見る。
2人もついてくる。
「分かりやす」
そのまま人通りの少ない方へ進んでいく。
何度か角を曲がるうちに、建物の雰囲気が変わった。
壁が崩れている家。
板で窓を塞いだ建物。
道にはゴミが散らばっている。
「だいぶボロいとこやな」
道端には汚れた服の男が座り込んでいた。
裸足だ。
少し先には痩せた女。
子供の姿もある。
「……なんやこの辺」
建物の隙間や窓から視線を感じる。
何人もの人間が田中を見ていた。
だが誰も近づいてこない。
ここが何という場所なのかは分からない。
ただ、人通りが少ないなら都合がいい。
来た道は覚えている。
田中はもう少し進み、人通りがほとんどなくなったところで足を止めた。
「ここでええやろ」
振り返る。
男2人も止まった。
「何や?」
《――》
「分からん」
耳を指差して首を振る。
「言葉分からへんねん」
男たちが顔を見合わせた。
《――》
片方が田中の収納袋を指差す。
「これ?」
男が手を出した。もう一度袋を指差す。
「ああ」
田中は笑った。
「やっぱそれか」
首を振る。
「嫌や」
男の表情が変わった。
腰の剣を抜く。
もう1人も刃物を抜いた。
「ほんまに抜くんや」
田中は武器を出さなかった。
「先に手ぇ出してくんなよ」
男が踏み込んでくる。
剣が振られた。
横へずれる。
「遅っ」
手首を掴む。
捻る。
剣が地面へ落ちた。
そのまま腕を引き、力を入れすぎないように投げる。
男が地面へ転がった。
もう1人が刃物を突き出してくる。
半歩ずれて避ける。
腹へ拳を入れた。
《――ッ!》
かなり力を抜いたつもりだったが、男は身体を折って膝をついた。
「加減むずいな」
手首を蹴る。
刃物が地面を滑った。
田中は少し離れる。
「終わり?」
1人は地面に倒れ、もう1人も腹を押さえて動けない。
剣も刃物もその場に落ちている。
革袋も防具も身につけたままだ。
田中は何一つ触らなかった。
「自分のもん持って帰れよ」
周囲を見る。
路地の奥や建物の陰から、何人もの人間がこちらを見ていた。
「見世物ちゃうぞ」
倒れた2人へ視線を戻す。
「もう来んなよ」
背を向ける。来た道をそのまま戻った。
◇
田中の姿が見えなくなってから、路地の奥にいた人間たちが動いた。
最初に1人。
続いて2人。
さらに何人か。
誰も田中を追わない。
視線は倒れている2人へ向いていた。
地面の剣が拾われる。
刃物も消える。
腰の革袋。
靴。
ベルト。
上着。
防具。
使えそうな物へ次々と手が伸びる。
《――!》
意識の残っていた男が抵抗する。
だが腹を押さえたままではまともに動けない。
数人に押さえられ、防具まで剥がされた。
倒れているもう1人も同じだった。
武器。
金。
防具。
売れそうな物が次々となくなっていった。
◇
大通りへ戻った田中は、そのまま昨日訪れた武器屋へ向かった。
「武器見とこ」
今の所持金は2,220,165円。
「200万あるんやぞ。もっとええの見れるやろ」
店へ入る。
《――》
「また来たで」
昨日見た刃物も残っている。
黒打捌き包丁より長く、刃渡り30cmを十分に超える物。
銀貨8枚。
80,000円。
「これでもええねんけどな」
今日はそのまま奥を見る。
長剣。
槍。
斧。
打撃武器。
いくつか持たせてもらう。
「これ軽いな」
斧を返す。
さらに店の奥を見る。
「お?」
壁に大きな剣が掛けられていた。
普通の長剣より明らかに大きい。
刃も幅広い。
「あるやん」
剣を指差す。
自分を指差し、柄を握る仕草をする。
店主が大きな剣を見る。
両手で重い物を持つ仕草をした。
「重い?」
田中は頷き、もう一度剣を指差す。
「ええから持たして」
店主が壁から外し、両手で差し出す。
田中も両手で受け取った。
「お」
持ち上げる。
「全然いけるやん」
片手を離す。右手だけで支える。
《――!?》
店主が目を見開いた。
「片手でもいけるな」
狭いので振りはしない。
感触だけ確認して返す。
「これ欲しいな」
問題は値段だ。
収納袋へ手を入れる。金貨1枚を取り出した。
金貨を見せ、大型剣を指差す。
「これ?」
店主が首を横に振る。
「100万より高いんか」
金貨をもう1枚出す。
「これで?」
また首を振る。
「200万でも足らん?」
大銀貨も加える。
まだ首を振られる。
さらに大銀貨を見せても同じだ。
「マジか」
収納袋で残高を確認する。
2,220,165円。
「ほぼ全部でも足らんやん」
大型剣を指差して首を傾げる。
店主が田中の掌にある金貨を指差した。
そのまま指を4本立てる。
「4?」
もう一度、金貨を指差す。
4本。
田中は交互に見る。
「……金貨4枚?」
店主の言葉は分からない。
だが示している意味は分かる。
「400万!?」
声が出た。
「高っ!!」
《――》
「無理無理。半分ちょいしかないわ」
硬貨を袋へ戻す。
「欲しいけどなあ」
使えることは分かった。
買えないだけだ。
田中は別の武器も見た。
大きめの斧。
打撃武器。
少し大型の剣。
どれも持てる。
値段も大型剣ほどではない。
「悪ないけどなあ」
最後に昨日見た80,000円の刃物を見る。
今なら簡単に買える。
「でも、これ買ってすぐデカいの欲しなったら勿体ないな」
少し考える。
「今日はやめとこ」
店主へ手を上げた。
「また来るわ」
店を出る。
「400万かあ」
今日だけで200万円以上稼いだ。
「また狩ったら届くかもしれんな」
◇
田中は昨日泊まった宿へ向かった。
中へ入る。
「今日も一泊な」
もちろん通じない。
宿を指差す。
自分を指差す。
指を1本立てる。
店主も意味を理解したらしい。昨日と同じ代金を示した。
「5,000円やな」
5,000円を支払う。
所持金2,215,165円。
鍵を受け取り、部屋へ入った。
「まず袋や」
容量Lv6。
1600L。
Lv7は3200L。
強化費320,000円。
「昨日全然足らんかったしな」
強化する。
容量Lv7。
3200L。
所持金1,895,165円。
次は重量軽減。
Lv6。
50%軽減。
Lv7で60%。
強化費320,000円。
「これも上げる」
強化。
重量軽減Lv7。
60%。
所持金1,575,165円。
「保存も上げとこ」
保存Lv1。
時間経過を10%抑える。
Lv2。
20%。
強化費10,000円。
強化する。
所持金1,565,165円。
Lv3。
30%。
20,000円。
強化。
1,545,165円。
Lv4。
40%。
40,000円。
強化。
1,505,165円。
Lv5。
50%。
80,000円。
「ここまででええな」
強化する。
保存Lv5。
時間経過50%抑制。
所持金1,425,165円。
次はLv6。
だが田中は止めた。
「半分遅なるんやったら、とりあえず十分やろ」
Lv10まで上げれば時間は完全に止まる。
そこまで上げるのは、もっと金に余裕ができてからでいい。
表示を閉じる。ベッドへ座る。
「400万の剣なあ」
スコップを見た。
「またこれでキバイノシシ殴るんもな」
通販を開く。
大型工具を探す。
ハンマー。
大ハンマー。
斧。
バール。
「……これや」
大型の金テコ。
モクバ D-11。
全長1800mm。
径32mm。
刃幅48mm。
重量12kg。
価格23,177円。
「2万ちょい?」
武器屋の大型剣とは桁が違う。
「これでええやん」
購入。
所持金1,401,988円。
収納袋から金テコを取り出す。
「でっか」
全長1.8m。
32mmの軸を握る。持ち上げる。
「軽っ」
12kgある。
だが筋力597の田中には負担にならない。
片手でも問題なく持てる。
ゆっくり横へ動かして止める。
「全然いけるな」
ただ、金属の軸を素手で握っている。
田中は手を開いた。
「これ汗かいたら滑るな」
1.8mの鉄の棒だ。
振った拍子に手から抜ければ危ない。
「手袋いるわ」
通販へ戻る。作業手袋を探す。
SHOWA No.310グリップ。
天然ゴムの滑り止めが付いた背抜き手袋。
1双351円。
「こういうのでええねん」
購入。
所持金1,401,637円。
次に金テコの握る部分も滑りにくくする物を探す。
「テープも巻いとこ」
ミトロイ ST-110B。
工具の握り部分にも使えるグリップテープ。
幅27mm。
長さ1.02m。
461円。
「これやな」
購入。
所持金1,401,176円。
今日の通販使用額も確認する。
ヘッドライト1,738円。
カロリーメイト237円。
金テコ23,177円。
作業手袋351円。
グリップテープ461円。
合計25,964円。
「まだ余裕やな」
通販Lv1の1日上限は100,000円。
残り74,036円。
田中は金テコを取り出した。握る位置へグリップテープを巻いていく。
「こんなもんやな」
作業手袋を着ける。金テコを握った。
「おお、全然ちゃう」
素手で金属を握るより滑りにくい。
両手の位置を変える。
「これなら振りやすいわ」
収納袋へ戻す。
「明日、キバイノシシで試そ」
◇
翌朝。
北門を抜けた田中は、昨日調べた洞窟へ向かった。
入口から声を掛ける。
「おーい」
返事はない。
石を投げる。
反応なし。
ヘッドライトで奥まで確認する。
「今日も大丈夫そうやな」
外へ出る。
作業手袋を着ける。
収納袋から、グリップテープを巻いた金テコを取り出した。
「ほな行こか」
肩へ担ぎ、森へ入った。
最初に見つけたのはツノウサギだった。
「おった」
飛びかかってくる。
横へずれる。
金テコを短く持ち、軽く振る。
ゴッ。
ツノウサギが地面へ落ちた。
「……強っ」
動かない。
「小さい奴にはやりすぎやな」
収納する。
その後さらにツノウサギ2匹。
モリヘビ1匹。
力を抑えて仕留める。
「小さい奴はスコップでもええな」
少し進むとゴブリン5体が現れた。
《――!》
「来た来た」
先頭の1体が棍棒を持って走ってくる。
金テコを横へ払う。
当たる直前で力を抜いた。
それでもゴブリンが横へ飛んだ。
「うわ」
残った4体が止まる。
「これ人には使われへんな」
ゴブリンたちが再び向かってくる。
長さがある。
近づかれる前に届く。
突く。
払う。
振り下ろす。
最後の1体が逃げる。
「待て」
追いついて仕留める。
黒打捌き包丁で右耳を回収する。
「5匹」
金テコの握りを確認する。
「ええ感じやな」
手袋とグリップテープのおかげで滑りにくい。
だが本命は別だ。
「キバイノシシや」
◇
茂みが大きく揺れた。
「来た」
巨大なキバイノシシが現れた。
昨日何度も戦った相手だ。
「試すで」
金テコを両手で握る。
キバイノシシが突進。
直前で横へかわす。
すれ違いざまに振り下ろす。
ゴンッ!
「おお」
キバイノシシの身体が大きく傾く。
だが倒れない。
向きを変えて再び突進してくる。
「もう一発」
かわす。
頭から首の辺りへ叩き込む。
ゴッ!
キバイノシシが地面へ崩れた。
「……ええやん」
近づいて動きを確認する。
死んでいる。
金テコを見る。
「2万ちょいやぞ、これ」
武器屋の大型剣を思い出す。
「暫くこれで十分やな」
キバイノシシを収納する。
◇
午前中だけで、さらにツノウサギ3匹。
モリヘビ2匹。
ゴブリン4体。
キバイノシシ2匹。
3匹目のキバイノシシを収納する。
「まだ余裕やな」
ここまででツノウサギ6匹。
モリヘビ3匹。
ゴブリン9体。
キバイノシシ3匹。
容量は3200L。
重量軽減も60%。
「強化して正解や」
木陰で休憩する。水を飲み、食事を取る。
午後も狩りを続けた。
ツノウサギ2匹。
モリヘビ1匹。
ゴブリン3体。
4匹目のキバイノシシ。
突進をかわし、金テコを叩き込む。
もう一撃。
倒れる。
「慣れてきたな」
収納する。
さらにツノウサギ2匹。
ゴブリン4体。
モリヘビ1匹。
5匹目のキバイノシシ。
「昨日と同じ5匹や」
収納する。
まだ入る。
「もうちょいいけるな」
そのまま狩りを続けた。
6匹目のキバイノシシ。
「今日多ない?」
突進をかわす。
金テコを叩き込む。
もう一撃。
倒す。
収納。
「6匹入った」
袋を持ち直す。
60%軽減されているとはいえ、さすがに重さは増している。
「でも昨日より全然ええな」
さらにゴブリン3体。
ツノウサギ1匹。
右耳を回収する。
今日の獲物を数え直す。
「ツノウサギ11。モリヘビ5。ゴブリン19」
キバイノシシ6匹。
「十分やろ」
昨日より多い。
帰ろうとした時、また茂みが大きく揺れた。
「……まだおるん?」
7匹目のキバイノシシが姿を現した。
「出てくるんかい」
キバイノシシが突進する。
横へかわす。
金テコを叩き込む。
向きを変えたところでもう一撃。
まだ動く。
「こいつデカいな」
3発目。
ようやく倒れた。
「7匹目」
収納を試す。
入らない。
「さすがに無理か」
もう一度試しても同じだった。
袋の中にはキバイノシシ6匹。
ツノウサギ11匹。
モリヘビ5匹。
ゴブリンの右耳19個。
水や道具類も入っている。
「3200Lでもいっぱいなるんやな」
7匹目を置いて帰るつもりはない。
丈夫な木2本とロープを取り出す。
「また棒引きや」
組み上げ、キバイノシシを載せる。
「昨日は袋3匹で外2匹。今日は袋6匹で外1匹」
容量を倍にした効果は大きい。
棒引きを引き始める。
「次は重量軽減やな」
保存はLv5まで上げた。
袋の中の時間経過は半分になっている。
「こっちは暫くこれでええやろ」
キバイノシシ7匹。
昨日は5匹で2,150,000円になった。
「400万も意外と遠ないかもな」
金テコを見る。
「これで困ってへんけど」
◇
夕方。
北門が見えてきた。
「着いた」
町へ戻る列へ並ぶ。
棒引きにはキバイノシシ1匹。
前後の冒険者や商人が何度もこちらを見る。
「そんな見る?」
袋の中にさらに6匹入っているとは思っていないだろう。
順番が進み、田中の番になる。
「ほい」
冒険者証を渡す。
門番がカードを見る。
次に田中を見る。
もう一度カードを見る。
「何?」
田中が収納袋を検査台へ置こうとした。
《――》
門番が手で止める。
「ん?」
《――》
「分からんって」
別の門番が呼ばれる。
さらにもう1人。
「なんやねん」
1人が詰所へ入り、翻訳魔道具を持って戻ってきた。
「あ、それ使うん?」
魔道具が作動する。
「田中真司だな?」
「せやで」
「昨日、町の外れで男2人と争ったか?」
「ああ。ギルドからついてきた奴ら?」
「男2人を倒したのか?」
「倒したで」
「その2人から武器、防具、金銭を奪ったか?」
「……は?」
田中は眉を寄せた。
「何の話?」
「2人は武器、防具、金銭を失った状態で発見された」
「知らんがな」
「2人はお前に奪われたと訴えている」
「俺、何も取ってへんぞ」
「お前が人通りの少ない場所へ向かい、2人がその後を追ったことは確認されている」
「それは合ってる」
「そこで争った」
「向こうが剣抜いてきたからな」
「お前が立ち去った後、2人の所持品がなくなっていた」
「そこは知らんって」
門番の視線が収納袋へ向く。
「俺がここ入れたと思ってんの?」
「お前は大容量の収納袋を持っている」
「持ってるけど、入れてへんわ」
「検査する」
「どうぞ。昨日の奴らの武器とか鎧入ってへんか見たらええやん」
田中は収納袋を検査台へ置いた。
水晶が淡く光る。
空中へ文字が浮かんだ。
門番が表示を追う。
「……キバイノシシ6体」
「せや」
「ツノウサギ11体。モリヘビ5体。ゴブリンの右耳19」
「今日の分」
門番が棒引きのキバイノシシを見る。
「それとは別にキバイノシシ1体?」
「7匹目が入らんかった」
門番が再び表示を確認する。
「申告された武器、防具に該当する物はない」
「ほら」
「だが金銭はある」
「俺の金や」
「奪われた硬貨が含まれていないとは証明できない」
「まあ、硬貨は分からんか」
田中は頭を掻いた。
昨日の場所を思い出す。
崩れた家。
裸足の男。
痩せた女。
こちらを見ていた何人もの人間。
「あそこにいっぱい人おったぞ。俺帰ったあと、そいつらが取ったんちゃうん?」
「お前はあの場所がどこか知らなかったのか?」
「知らん」
「あそこはスラムだ」
「スラム?」
昨日の光景を思い出す。
「ああ……そういうとこやったんか」
「なぜスラムへ入った?」
「こいつら宿までついてきそうやったから、人おらんとこ探しただけや」
門番は少し黙った。
「詳しく話を聞く」
「ええで」
田中は棒引きのキバイノシシを見る。
「ただ、これ外に出したままやから早よしてくれよ」
「事情確認が先だ」
「分かったから、早よ聞いて」
袋の中は保存Lv5。
だが外のキバイノシシには関係ない。
「終わったら俺がギルド持っていかなあかんねん」
「こちらへ来い」
「はいはい」
田中は棒引きのロープを握った。
「これ置いていかれへんで」
門番が巨大なキバイノシシを見る。
「……そのまま持って来い」
「そらそうなるわな」
棒引きを引いて詰所へ向かう。
「昨日は金狙われて、今日は俺が強盗扱いかい」
狩り自体は文句なしだった。
容量は増えた。
重量軽減も上げた。
保存もLv5まで上げた。
金テコも予想以上に使えた。
「最後だけ余計やねん」
田中はキバイノシシを引きずったまま、門の詰所へ入った。
異世界生活 4日目
所持金 1,401,176円




