表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十九章
PR
157/167

4


戦いたくない、そう言おうとすると顔ギリギリに細剣の突きを放たれた。


「まだそんな綺麗事言ってるの?

キミは一族の使命を果たすためにここにいるんだろう。

だったら使命を果たしなよ、その為にハコブネを受け継いだんだろ」


「違う!私は貴方を救うために……!」


その言葉はグレンデルの蹴りによって遮られた。


「かはっ……」


口からひゅうっと空気だけが漏れる。

ノアは叩きつけられるように身体を地面に伏せた。


「救いなんてない。

あるとしても、それはただのエゴだ。

あんまり綺麗事言ってると、死ぬよ?」


グレンデルはコツンと靴をならして地面に倒れるノアに一歩近づく。


「それとも死にたいの?

ボクが殺したいのはハコブネの巫女だ。

死ぬなら使ってから死んでよ!」


グレンデルは未だ身体を伏せたままのノアに細剣を突き立てようと刃を向ける。

ノアの柔らかな身体に細剣が突き立てられる寸前。

それよりも早くキィンと金属を弾いた様な音が玉座の間に鳴り響いた。


「あはっ、やっとやる気になってくれたの?」


そこにはノアがハコブネを手に持ち、細剣を弾く姿があった。

ノアは身をおこし、荒い呼吸でグレンデルを見上げた。


「さあ始めようか。殺しにいくから、殺しにきてよ?」


「殺したりなんてしない、貴方を、救ってみせる!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ