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「あははっ、これはご丁寧に!
愛称までつけてもらえるなんて嬉しいな!」
グレンデルは嬉しそうに頬を綻ばせて優しげに笑う。
くすくすと楽しそうに差し出された手を取り、レイルも満足そうににこりと笑った。
「ご紹介ありがとう、レイルくん。
ノア、キミの友達は面白いねぇ」
グレンデルがくすくすと笑い、ハクとコクが慌ててレイルを後ろに下がらせる。
「グレンデル、貴方はどうしてこの場にいるんですか。
皆さんと友好を築くためではないでしょう。
それとも私達と戦うのは貴方一人とでも?」
ノアのその一言で、辺りはぴりりとした緊張感に包まれる。
グレンデルは否定もせず、ただ不気味に笑うだけだった。
「ノアは怖いことを考えるようになったね。
ボクは一人ぼっちなのに、そんなことするわけないじゃないか」
グレンデルはすうっと笑うのをやめて、手を空に掲げて、指をぱちんと鳴らした。
それと同時に絵の具がぐちゃぐちゃに混ざったような門は出現し、その中から一体の法獣が現れる。
赤黒い鱗を持ち、鋭い牙。
コウモリのような翼。
トカゲの如き身体。
伝説上の存在と思われていた、ドラゴンだった。
「ゴアァァァァァッ!!」
ドラゴンはけたたましい爆音でノア達に向かって吠えた。
城の天井までありそうな巨躯。
少し暴れれば城など簡単に壊してしまいそうだった。




