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このままドアがなぎ倒され、中のハクとコクに被害がでるのでは、と思うと自然に目を強く閉じていた。
だが次に訪れた光景は、一人でに開かれたドアと何本もの白銀の刀が突き刺さり、両断された魔物の死体だった。
「ったっくよぉ、散々すぎやしねぇか。崖から落ちるわいきなり猪突っ込んでくるわでよぉ」
「全くだ、しかしここは寒いな。一体どこだ?」
開かれたドアから二人の人物が姿を表す。
レイルは、その人影にぱあっと顔を明るくさせた。
「シロちゃん!クロスケ!」
レイルは目を覚ました二人に飛ぶように抱きついた。
二人は一瞬苦しそうな顔を見せたが、抱きついてきたレイルにやれやれといった笑顔を見せる。
「コクさん!ハクさん!目を覚ましたんですね!」
ノアも抱きつきはしないものの、二人のもとへ駆け寄る。
「ノアか、ここはどこだかわかるか?ずいぶん冷えるが……」
ハクは抱きつくレイルを引き剥がし、辺りにきょろりと視線を這わせ、ぶるりと身震いを起こした。
「やー、おきたんッスねぇ。
にーちゃんねーちゃん。
結構ボロボロだったッスのにこんなに早く目が覚めるなんて、さすがリュウの民ッスねぇ」
ガリルは仕留めた猪の魔物二頭をずるずると引きずり、間延びしたようにそう述べた。
「ふむ、世話になった者と見受ける。名を聞いても良いだろうか」




