↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十五章
PR
120/167

9


「紫ちゃん、クロスケ!」


レイルがバトンタッチ、と二人の名前をあげる。


「お任せください!」


「任された!」


コクが懐まで駆け込み、最後にノアとコクが胴体を斬り裂いた。

アケーディアは短く鳴き、よろよろと後ずさる。


沈むように倒れ、それから身を起こすことは無かった。

はぁはぁと荒い息のみが周りを包む。

その静寂を破るのはフィオだった。


「やりましたの!フィオ達の勝ちですのー!」


フィオは影武者やフォルティトゥードーをブローチに戻し、ぴょんぴょんと嬉しそうに跳ねる。

その様子をみてようやく終わったのだと安堵し、ノア達は法具をそれぞれの姿に戻した。


「えへへっ、クマさん!フィオ達の勝利ですの!」


そうフィオが満足げにアケーディアに近づいた。

アケーディアは横たわったまま動くことはない、だがノアはあることに気がつく。


それは全ての法獣は泥のように溶け、四散したことだった。

アケーディアの身体はまだ、残っていた。


「フィオさん、離れてください!それはまだ──!」


「えっ──」


そうノアが叫ぶも、遅かった。

アケーディアは眼を開き、その腕でフィオを捕らえる。


その拍子に、ブローチが音を立ててこぼれ落ちた


「きゃあっ!」


「フィオさん!」


ノアがハコブネをもう一度出現させるも、アケーディアはフィオを握りしめたまま、まるでノア達を脅迫するようにノア達にむけて吠えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。