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「フィオさん!?」
フィオはブローチを握りしめ、もう一度フォルティトゥードーを顕現させる。
フォルティトゥードーの刃を影に突き刺し、再びフィオの影武者達が現れた。
それも先ほどの倍の人数だった。
大勢のフィオ達がフォルティトゥードーを構える。
「わたくしは!この国の女王にならねばなりませんの!民を守れずして何が女王ですの!」
フィオは震える手でフォルティトゥードーを握る。
それでも震えを堪えるようにフォルティトゥードーをぎゅっと強く握った。
「フィオは!フィオは頑張りますの!」
フィオは勇気を振り絞り、ノア達の前に影武者を立たせ、自身はアケーディアに向けて走る。
「皆!いきますの!」
フィオ達は大きく振りかぶり、アケーディアに向けてフォルティトゥードーを降りおろした。
鎌でアケーディアの片腕を斬り落とし、またその槍でアケーディアの分厚い体毛に覆われた身体を突き刺す。
アケーディアは苦しみもがくように咆哮を上げた。
「皆さん!今ですの!」
フィオの影武者達が氷を砕き、ノア達は氷の足枷から解放される。
「いくぞ!」
ハクが叫ぶ。
フィオの後押しで、五人は一斉に駆け出した。
ハクがアケーディアの懐に入り、腕を斬り上げる。
「レイル!」
「がってーん!」
次にレイルが腕を弾きあげた。
びりびりと衝撃が辺りに響く。




