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レイルはアルカナロッドで森を見渡せる高さまで飛び上がる。
上から見渡すと、ウルラが追跡している少女を見つけた。
「みっけみっけ」
少女は森をがむしゃらに走っている様子だった。
レイルは少女の近くまで飛ぶと、アルカナロッドをヘアピンに戻して走って少女を追いかけた。
「確かこのあたりに」
「誰ですの!?」
レイルががさがさと草木を掻き分けると、その音に反応したのか、フィオはブローチをハルバードに変えて、その刃をレイルに向けていた。
「どちら様ですの!フィオはもうおうちに帰らせて貰いますの!」
あの男達の仲間だと思われているのか、少女はきつい眼差しでレイルを睨み付ける。
レイルは向けられた刃に慌てた。
「誤解だぜ!オイラのおうちは二階だぜ!
この子見せたらきっとわかるんだぜ!」
レイルはわたわたと慌てると、思い出したかのように腕を掲げた、そこにふわりとウルラが降り立つ。
「そのフクロウさん……!」
少女は察したようで、気が抜けた様にハルバードをおろした。
「じゃあお兄ちゃんが助けてくれたんですのね!」
「えっ、まぁ、そうなる?」
実際には彼女が抜ける隙を作ったにすぎず、せっかく助けようとたてた作戦も、彼女の前には不要だったようで自然と疑問系になる。
それを聞いて、少女はくすりと笑いをこぼす。




