第18話:激動の3月、探索者解禁のカウントダウン
地球がファンタジーにアップデートされてから、早くも一ヶ月。
二月一日の激震から始まった狂乱は、政府の驚異的なスピード対応と法整備によって、急速に「新秩序」へと形を変えつつあった。
三月一日、午後二時。
内閣府、警察庁、防衛省の三省庁合同による超重要緊急記者会見が行われ、その直後から国内のネット掲示板は過去最大級のアクセス集中によりお祭り騒ぎへと突入していた。
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【JDA設立】日本探索者協会&ランク制度総合スレ Part.1【3/15解禁】
1 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:02:15.89 ID:DungeonLaw01
203X年3月1日発表。
政府主導による特殊法人「日本探索者協会(JDA:Japan Dungeon Association)」の設立、およびダンジョン一般開放に関する基本方針が正式発表されました。
■基本情報まとめ
・一般開放予定日:2週間後の【3月15日(日)】より
・探索者登録条件:満16歳以上、指定の「適性検査」および「安全基礎講習(座学+実技)」の受講・修了が義務
・ランク制度:下から【F → E → D → C → B → A → S → SS → SSS】の9段階
・武器携帯規制:ダンジョン内は銃刀法の適用除外。ただし「地上への持ち出し・一般携帯」は厳罰(違反者は即ライセンス剥奪+逮捕)
・一般用武装:銃器の民間所持は引き続き非認可。ダンジョン産素材(魔鉄、モンスター素材等)で鍛造された公認の剣、槍、弓、杖などを使用
・重要特例:”【霧島第一ダンジョン】のみ、異常難易度のため『Dランク以上』の資格保持者以外は入場不可の入場制限が発動”
前スレ:なし(本スレです)
12 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:04:33.12 ID:MojiMoji99
ついに来たああああああああああ!!
3月15日解禁!! 思ってたより早かったな!
25 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:06:10.45 ID:GachiKenshi
ランクがFからSSSまであるの、完全にソシャゲやラノベのそれで草。
でもこれ、初期登録者は全員Fランクスタートだろ?
講習受けて、最初は美濃か旭川の第1層でスライムとか薬草摘みから始めろってことだな。
38 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 20:07:44.20 ID:GunMania
銃刀法の線引き、めちゃくちゃ現実的で感心したわ。
ダンジョン内ではモンスターを倒すために大剣や戦斧を振り回してOKだけど、ゲートを出る前に協会のロッカーに預けなきゃいけない。
街中でミスリルソード担いで歩いたら普通に銃刀法違反でパトカー直行w
49 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:09:25.78 ID:BlackHunter
「ダンジョン内での犯罪行為(PK、強奪、窃盗)は現実の刑法がそのまま適用され、さらにシステム判定で犯罪者堕ちした場合は即座にジョブ剥奪&ダンジョンから強制排除」
これマジで秀逸なセーフティネットだよな。
『ダンジョン内なら人を殺してもバレない』系の悪党が完全に詰んでる。
63 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:11:50.01 ID:BowMaster
一般人は銃使えないのかー、まあ治安考えたら当然か。
でもダンジョン産素材の弓とか近接武器、もう試作品が出回ってるらしいぞ。
あかねちゃんたちが持ち帰った蜘蛛糸とか魔鉱石のおかげで、防弾繊維を編み込んだ超軽量アーマーとか、鋼鉄より硬くて軽い剣が作れるようになってるらしい。
生産職のやつら、今頃特需でウハウハだろ。
77 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:13:22.34 ID:KagoshimaBoy
そして安定の霧島ダンジョン足切り警報wwww
「※霧島ダンジョンはDランク以上限定」
そりゃそうだよな! 配信見てた奴なら全員納得だろ!
88 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:15:05.67 ID:DanOta01
> > 77
> > ほんそれ。
> > Fランクの新人がいきなりあそこに足を踏み入れたら、第1層の角ウサギの突進で内臓破裂して即死するわ。
> > 第2層には他所のフロアボスクラスの蛇と猪が通常湧きして、第3層はマグマ、第4層は光学迷彩の狼の群れだぞ?
> > 初心者が行っていい場所じゃない。
102 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:17:40.89 ID:RankChecker
てかさ、協会のランク基準見てるとあかねちゃんのヤバさが際立つ件。
【JDAランク基準】
・Fランク:一般講習修了者。第1層の採取・軽微な戦闘が可能
・Eランク:小規模パーティーでの第1層〜第2層攻略実績
・Dランク:フロアボスの討伐経験、または中規模部隊の主力を務められる実力
・Cランク:国内屈指の精鋭。第3層以上の単独または少数踏破可能
・Bランク以上:国家戦略級戦力。現在該当者は極小数
あかねちゃん、すでに霧島の第4層まで突破して中ボス2体撃破に貢献してるから、実質Aランク〜Sランク相当じゃね?
115 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:19:12.45 ID:AkaneOshi
> > 102
> > あかねちゃんはすでに「特級探索者ライセンス(内閣府・防衛省直轄)」っていう、規格外の特例枠だからな。
> > 普通の協会のランク表に収まる器じゃない。
> > 未成年だから慎重に守られてるけど、実績だけ見たら人類最強の斥候兼サポーター。
134 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:22:30.12 ID:MofuFan
あかねちゃんが第4層で引っこ抜いてた「風鈴草」、協会の初期買取リストで1株5万円になっててワロタ。
あの子、鼻歌交じりにあの配信の数十分で数百万円分をアイテムボックスに放り込んでた計算になるんだが。
148 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:24:55.78 ID:KoushuuYoyaku
講習の予約サイト、案の定アクセス過多で鯖落ちしてるww
みんな探索者になりたすぎだろ。
まあ魔石1個で電気代浮くし、安全なところで薬草掘るだけでもバイト代以上になるなら受けたいよな。
162 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:27:18.01 ID:Realist
でも浮かれちゃダメだぞ。
講習のシラバス読んだけど、「HPは存在しません。骨折や失血は死に直結します」ってデカデカと赤字で書いてあった。
ゲーム感覚で舐めて入った奴から順に死ぬ。
熊倉さんみたいなガチガチのタンク役か、あかねちゃんみたいな神索敵サポーターがいないと、素人の即席パーティーなんて一瞬で壊滅するぞ。
179 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:30:45.34 ID:TachibanaFan
橘一尉のあの無駄のない射撃と、熊倉二曹の鉄壁の盾があってこそだからな。
一般探索者は銃が使えない分、前衛の負担が跳ね上がる。
だからこそ、ダンジョン産の軽くて頑丈な武具と、傷を一瞬で塞ぐ高品質ポーションの流通が急務なんだろうな。
195 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:33:02.89 ID:NextLiveWait
一般開放の3月15日までに、あかねちゃんたちの第5層(氷雪エリア)探索配信あるかな?
あかねちゃんが前線で未知の鉱石やスクロールを持ち帰ってくれるおかげで、協会の装備や技術が潤ってるんだから、マジで足を向けて寝られないわ。
210 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:36:11.45 ID:SnowFoxLove
防衛省の公式Z見たら、「第5層先行調査のライブ配信は近日実施予定。装備の耐寒試験を進行中」ってポスト出てたぞ!!
きたあああああああああ!!
224 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:38:50.12 ID:CraftSakiFan
例の神リボン作ったあかねちゃんの友達(細工師の子)が、今度はどんな防寒アタッチメントを作るのか楽しみすぎる。
兄貴のポーション開発も進んでるらしいし、あかねちゃんチームのバックアップ陣が有能すぎて安心感が違う。
240 :名無しさん@探索準備中:203X/03/01(日) 15:42:00.00 ID:DungeonLaw01
一般開放まであと2週間。
日本中が探索者フィーバーで熱狂してるけど、最前線を切り拓くあかねちゃんたちには、どうか無理せず安全第一で進んでほしいね。
次の配信も全力で正座待機するわ!
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自室の机の前で、私はスマートフォンをスクロールしながら、ココアのマグカップを両手で包み込んでいた。
画面の中で激論を交わす無数の人々の熱量。
二週間後――三月十五日には、一般の探索者たちが美濃や旭川のダンジョンへと足を踏み入れ、本格的な「探索者時代」の幕が開く。
「……Dランク以上限定、かぁ。」
自分の耳元の赤い守護リボンに触れながら、私は小さく呟いた。
霧島ダンジョンの危険性を考えれば、当然の措置だ。
一般の人が入れない最難関だからこそ、私と橘さん、熊倉さんが、誰よりも先に深く潜り、安全な情報と素材を地上へ持ち帰らなければならない。
コンコン、とドアがノックされ、防寒具の型紙を抱えた兄・晃と、電話口でサキと通話をつなげたタブレットが部屋に持ち込まれてきた。
「おい、あかね! 協会の発表見たか? 3月15日の解禁に向けて、世間の熱気が最高潮だぞ。次の第5層、防寒ポーションの試作品が仕上がった。サキの特殊コートと合わせて最終チェックやるぞ!」
「うん!」
私は力強く頷いて立ち上がった。
新しい時代の足音が、すぐそこまで迫ってきている。
氷雪吹き荒れる第五層への挑戦に向けて、私の心は静かに、けれど熱く燃え上がっていた。




