49/62
安達豪毅 12
「明日香は、どんな様子なんだろうか」
親父さんが急に話題を変えた。「背は伸びたのだろうか」
「昔を知らないので、スンマセン、わからないです」
「今はどのくらい?」
俺は溜息をついた。
「俺と同じくらいです」
そうなのか、ずいぶん伸びたんだな、と親父さんはつぶやき、写真はないのだろうか、と聞いた。
「これから会うんだから」と答えながら、三年会っていないのだと気がついた。俺は、今朝撮った明日香の写真を見せた。
「ずいぶん大人っぽくなったな、それにしても化粧が濃くないかい」
「明日香と会ってもらうために、作戦があるんです、時間が無くなってきたので作業しながら説明します。まずは一緒に動いてください」
俺はナップザックを肩にかけて、親父さんを促した。




