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5話

文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。

ガルゾさんが帰った後、マリーさんが急に頭を下げる。


「ごめんなさいタルナ様! ハイドリアードクイーンの貴方に失礼をしてしまって!」


突然のことだったので一瞬固まる。


「い、いえ。大丈夫ですよ? 僕としてはフランクに接してくれれば嬉しいです!」


「い、いいんですか?」


「勿論!」


なんかこのやり取り最近多いな。


安心したのか頭を上げるマリーさん。


「タルナちゃんは懐が広いのね。お姉さん嬉しいわ」


いや、いつの間に僕のお姉さんになったんだよ。


そのことを聞くと、


「何言ってるの、タルナちゃんは私の妹よ? 私、可愛い妹が欲しかったの!」


さいですか。なんか少し変わってる人だなと思った。


改めて席に座って話をする。


「マリーさんはここで何の店をしているんですか?」


パッと辺りを見渡した所、薬草らしき葉と液体が入った瓶が並べられてる。


「私はここで、ポーションを作って販売してるわ」


ポーションか、凄いんだなマリーさんって。


「私達ドリアードは他の精霊に比べて戦闘能力が低いの。その代わり、植物を育てることとポーションを作る技術はどの種族よりも高いわ」


「そうだったんですね」


「なんでハイドリアードクイーンのタルナちゃんが知らないのかしら?」


マリーさんは少し呆れた様子で笑う。


「いい、タルナちゃん! 私達じゃ、Sランクの魔物なんて到底敵わないんだから無茶しちゃダメよ!」


一応僕、アースドラゴンを倒したんだけどな。


でも、本気で心配してくれてるんだし、無下にするのも悪いな。


「分かったよ、マリーさん!」


「分かればいいのよ」


そう穏やかに笑うマリーさん。


「これから夕食の買い出しに行くんだけど、一緒にどう?」


「いいんですか!? 勿論行きます!」


時刻は夕方、買い出しに行くにはベストなタイミングだ。


「明日、この街を案内してあげるわ。楽しみにしててね!」


街を歩きながらたわいも無い会話を重ねる。


案内か、明日が楽しみだな。


そうこうしている内に、


「ここが行きつけの食品店よ! 品揃えが良いんだから!」


目の前の店を指さしながら楽しそうに笑うマリーさん。


どうやら野菜を中心に売っている店のようだ。


「マリーさんは肉とかは食べないんですか?」


ふと気になったので質問をする。


するとマリーさんは少し考えて口を開く。


「私達ドリアードは肉よりも野菜からの方が栄養が取りやすいのよ。味も私は野菜の方が好きね」


中には肉が好きなドリアードもいるそうだ。


「さあ、入るわよ! タルナちゃん!」


僕の手を引きながら店に入るマリーさん。


中に入ると、様々な野菜が所狭しと並んでいる。


この世界は日本と違って、品種改良とかされてないはずなのに状態は日本と遜色ない。


「お、マリー様! 今日は何をお求めで?」


「やっほー、来たわよ! 今日は玉ねぎと人参とじゃがいもを買うわ!」


そういいながらカゴに野菜を詰めていくマリーさん。


「マリー様が考案した、野菜に付けるドレッシング。今日もたくさん売れたよ!」


「それは良かったわ。また何かアイデアが浮かんだら教えるわね」


「その時は頼むよ」


店主のおじさんと仲良く喋る姿を見ると、この街に馴染んでるなと思った。


僕も馴染めるだろうか? ふと思う。


マリーさんの後ろでキョロキョロしてたら肩を掴まれ前に出される。


「えっ?」


「この子、私の所で面倒を見ることにしたの! タルナちゃんって言うのよ。よろしくしてあげてね!」


突然のことで言葉がでない。慌てふためいていると店主が、


「タルナ様もハイドリアードかい? この店のことをひいきにしてくれると嬉しいよ。おじさんのことはおっちゃんと呼んでくれよな」


「あ、はいおっちゃん! よろしくお願いします!」


僕が頑張って挨拶している様子をニヤニヤと後ろから眺めるマリーさんにジト目を向ける。


「マリーさん・・・・・・」


その視線から逃れるようにおっちゃんに話しかけるマリーさん。


「タルナちゃんは可愛いでしょ! 私の妹にしたんだー!」


「そうかそうか、美人姉妹だな! ワッハッハッハ!」


豪快に笑うおっちゃんに一つ訂正する。


「おっちゃん! 僕のことはタルナでいいです! 様付けされるほどできた人間じゃないですから!」


僕の申し出が以外だったのか、おっちゃんは目を丸める。


「タルナちゃんは人間じゃなくて精霊なのにねー」


後ろでニヤニヤしながら指摘するマリーさんは無視だ!


「精霊様なのに、いいのかい?」


恐る恐る聞くおっちゃんに胸を叩きながらいう。


「もちろんです! ケホッケホッ」


胸を強く叩き過ぎて咽てしまう。


その様子を見ていたおっちゃんは嬉しそうに笑う。


「そうかそうか! ありがとな、タルナちゃん! また店にきてくれよ!」


いい笑顔で僕たちを見送る。


「いい店主でしたね」


「当然よ、私の行きつけだからね!」


そして僕たちは帰路に着く。

この世界の野菜はほとんどが地球と一緒です。名称も地球と一緒です。この世界独自の野菜なども存在しますが、それはおいおい説明します。



見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです

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