4話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
ギルマスってことはこの人がこのギルドの長ってことか。
「俺はこのギルドのマスターをしている、ガルゾっていう」
ガルゾさんは獣人族の巨漢だ。二メートルはあるであろう身長に筋骨隆々な体。
威圧感が半端じゃない。
「俺はいいと思うぜ。そんな精霊様がいたってな」
「では登録してもいいんですか!?」
「そもそも冒険者ギルドはどんなやつでも登録できる。素性は問わねえ」
使える者は使おうってことか。
「シーラ、あれを持ってこい!」
「はい! ギルマス!」
シーラさんは奥へと戻り、しばらくして戻ってきた。
何やら大きな石版を持って。
「タルナって言ったか。これに手を翳しな」
「ガイドさん」
『これはステータスを読み取る魔道具ですね。特に問題ないかと』
なら大丈夫か。言われた通り手を翳す。
すると、僕のステータス(一部隠蔽済み)が表示される。
「ハイドリアードのタルナ。年齢は一五〇歳、結構若いんだな。シーラ、冒険者カードを作ってこい!」
冒険者カード? 聞き慣れない単語に困惑しているとネラさんが教えてくれる。
「冒険者カードは冒険者を管理するために作られたもので、冒険者ランクによって色が違うの」
待つこと数分、シーラさんが戻ってくる。
「これがタルナちゃんの冒険者カードよ。まずはE級からだけど」
渡されたカードは真っ白な色をしていた。
ランクが上がると色がついてくらしい。
「これで、素材の買取ができるにゃ! タルナ、あれを出すにゃ!」
ニーナさんに言われて、アイテムボックスからアースドラゴンの一部を出す。
「これは、アースドラゴン!? お前がやったのか?」
「勿論そうですよ」
他にも今まで狩ってきた魔物の素材の一部を売却する。
ガイドさんに出しても良い素材は予め教えて貰っている。
「こんなに売ってくれるのか!? ありがとな、タルナ!」
ガルゾさんは素材を見て嬉しそうに笑う。
「ええと、全部で一〇〇万フランです!」
シーラさんが金貨がパンパンに詰まった革袋をくれた。
この世界の通貨は低い順に銅貨、大銅貨、銀貨、金貨、白金貨で構成されている。
銅貨は一〇フラン。大銅貨は一〇〇フラン。銀貨は一〇〇〇フラン。金貨は一万フラン。白金貨は一〇〇万フランだ。
一万フランで一〇万円くらいの価値があるそうだ。
銀貨一枚で少しいい宿に泊まる際の宿泊費位の金額らしい。
シーラさんが全部金貨でくれたのは白金貨だと、どの店でもお釣りが用意できないかららしい。
気遣いに感謝します、シーラさん。
「後、タルナには着いてきてもらう。会わせたい人がいる」
「え、いいですけど」
会わせたい人、誰なんだろう一体。
ガルゾさんに着いていき一〇数分。ある店の前で止まる。
「この店のマスターに会ってもらう。何、心配するなお前と同じハイドリアードの方だ」
この街にハイドリアードの人がいたんだ。
だから街のみんなも僕に驚いてなかったんだ。
「入るぞー」
「いらっしゃーっい!?」
中に入ると、店主のハイドリアードの女性が驚きで固まる。
あ、多分この人僕がハイドリアードクイーンだって気づいたな。
とりあえず、人差し指を口元に当ててシーッと合図する。
意図を察したのかそのハイドリアードの女性はコクリコくりと頷く。
「マリー様? どうされましたか?」
ハイドリアードの女性の不審な動きに怪訝そうな様子で見つめるガルゾさん。
「いえ、なんでもないわよ? そちらの方は?」
「今日この街に来たハイドリアードのタルナっていうんだ。色々教えてやってくれ」
ガルゾさんに紹介してもらい、前にでて話しかける。
「初めまして、僕はタルナっていいます。よろしくお願いします!」
「私はマリーっていいます。同族に会ったのは久々ねー!」
マリーと名乗った女性は二〇代前半のような容姿をしている。
綺麗な水色の髪を肩口で揃えている。
顔立ちも可愛らしく、その瞳は燃えるような朱色だ。
身体つきは完璧なプロポーションで、出る所は出ている女性らしい見た目をしている。
頭には僕と同じく花が咲いている。
「タルナちゃん。私の家で暮らさない? 宿だと多分手狭よね?」
マリーさんは思いもよらない提案をしてくれた。
「え、いいんですか!?」
「私も同族の方と喋りたかったのよね」
ガルゾさんの方を見ると綺麗なサムズアップをしていた。
「いいじゃねえか、宿よりずっと快適だろうよ。異種族ばかりの環境だからこそ、同族がいると落ち着くだろうしな」
そうして、僕はマリーさんの自宅兼店にて一緒に暮らすことになった。
タルナが石版にて鑑定された時、ハイドリアードと出たのは隠蔽のスキルを既に使っていたからです。
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




