3話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
街へ向かうく途中自己紹介をする。
「私はネラ。見ての通りエルフです」
「あたしはニーナにゃ! よろしくにゃ、タルナ様!」
「・・・・・・セリナ」
三人の名前は分かった。けど一つ気になることがある。
「あの、僕のことは全然呼び捨てでいいですよ?」
「いいんですか!?」
「はい。様付けされるほど僕は偉くないですから」
僕の言葉を聞いた三人は肩の力を抜く。
「なら普通にさせてもらうわね、タルナ」
「精霊様なのに全く偉そうじゃないにゃ」
やっぱり、精霊というのはプライドが高く尊大な態度を取るようだ。
「意思疎通ができるってことはタルナはハイドリアードなの?」
「え、ええそんな感じです」
ガイドさんが言うにはドリアードは精霊だが、自然を汚す人類を全て敵だと認識しており、手当り次第襲っているようだ。
むしろ魔物寄りだ。
そうして会話をしているうちに街が見えてきた。
虚ろの森に面しているだけあって中々立派な壁が築かれている。
「あれが私たちが活動している街、オルゼンにゃ!」
「大きな壁ですね!」
虚ろの森側の出入口にはあまり人が並んでない。
こういうのって、人が列を成して順番を待つのがセオリーだと思っていたが。
その事をネラさんに聞くと、
「そりゃあ、虚ろの森から来る人なんて滅多にいないからね。出るのも冒険者くらいだよ」
とのこと。そうだよな。虚ろの森って魔境だったわ。
門兵が見える所まで来たが、どうやら厳重な警備を敷いているようだ。
「おう、ネラの嬢ちゃんたち! 収穫はあったかい?」
ネラさん達の姿を確認した門兵の一人が声をあげる。
どうやら門兵達とも仲良くやっているようだ。
「大変だったにゃ。アースドラゴンに遭遇したにゃ」
アースドラゴンの名を聞いた門兵は焦った様子で、質問をする。
「そんな浅い場所にアースドラゴンが!? 嬢ちゃん達よく無事だったな」
焦った門兵にセリナがドヤ顔で答える。
「・・・・・・安心して。アースドラゴンは倒された。このタルナによって」
「タルナ?」
そこで、門兵は初めて僕の顔を見る。
「ド、ドリアード!?」
僕の頭の花を見てギョッとしていたが。
「僕はタルナっていいます。よろしくお願いします」
「あ、ああ。よろしくな」
困惑気味の門兵さんに精霊種用の身分証を貰い街に入る。
「わあ! 綺麗な街ですね!」
門をくぐるとそこは別世界だった。
巨大な樹木を利用した住居が立ち並ぶ、素敵な街並み。
「僕、この街気に入りました!」
「そう言って貰えると嬉しいね」
ネラさんも嬉しそうに微笑む。
「アースドラゴンの素材の買取は冒険者ギルドに行くにゃ! 案内するにゃ!」
ニーナが張り切った様子で先頭を歩く。
周囲の人達は僕のことを見てもそこまで驚いた様子じゃなかった。
精霊種って珍しくないのかな?
なんて考えていると、ニーナの足が止まる。
「ここが、冒険者ギルドオルゼン支部にゃ」
ここが冒険者ギルドか。
外観は住居の樹木より二回り大きな樹木を利用した建物だ。
その樹木の大きさに圧倒されてると、三人は扉を開け手招きする。
「早く入るのにゃ!」
「う、うん。ごめんね」
中に入ると、酒の臭いが鼻を着く。どうやら酒場も併設されているようだ。
「あたしも初めて入った時はそう思ったにゃ」
ニーナが遠い目をして語る。
そうか、獣人族は鼻がいいからより強烈だろう。
三人についていくと、受付らしきカウンターがあった。
そこに座る受付嬢はエルフのお姉さんは艶やかな金髪
をポニーテールでまとめている。
顔も整っており、まさに受付嬢って感じの人だ。
「シーラちゃん。大変だったよー!」
受付嬢(シーラという名らしい)に話しかけるネラ。
「ネラちゃんじゃない。何が大変だったの?」
「アースドラゴンに襲われてさ、危うく死ぬとこだったよ」
アースドラゴンの名を聞いたシーラさんは門兵さん同様焦った様子で状況を聞いてきた。
「そんな浅い場所にでたの!? 状況は!?」
「まあ、このタルナのお陰で九死に一生を得たんだけどね!」
ネラは僕の肩を持って、シーラさんの前に突き出す。
「あら? 可愛いお嬢ちゃんじゃない! ってドリアード!?」
やはり僕の頭の花を見て驚愕した様子のシーラさん。
「この子がアースドラゴンを倒したんだにゃ! 一瞬だったにゃ!」
「流石精霊様ね。それで『百合の息吹』はいつも通り素材買取?」
ネラ達のパーティは『百合の息吹』と言うらしい。
「後、タルナの冒険者登録を頼むにゃ!」
「ニーナちゃんったら、精霊様がわざわざ冒険者登録なんてする訳ないじゃない」
シーラさんの認識は間違ってはいない。
普通の精霊は冒険者なんて仕事は絶対選ばない。
理由は簡単だ。一番自然を破壊しているのが冒険者たちだからだ。
「僕は興味ありますよ! 冒険者!」
「へ!?」
僕の返答が意外だったのか、固まるシーラさん。
「タルナは他の精霊様達と違うのよ」
「・・・・・・全く偉そうにしない」
「そんな精霊様は一人しか見た事ないにゃ」
逆に一人いるのか。いつか会ってみたいな。
「精霊様が冒険者? 面白いじゃねえか!」
カウンターの奥から一人の大男が姿を現す。
「あ、ギルマス!」
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




