2話
文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
そうして、魔法やスキルの修行を初めて一五〇年が経過した。
最初にいた森は人族領最南端の魔境、虚ろの森と言うらしい。
虚ろの森を更に南に進むと、エルフ領があるそうだ。
昔は戦争が絶えない世界だったけど、女神様の調整によって戦争は全て終結したらしい。
エルフ領、人族領と分けられてはいるものの、街によっては色々な種族がいるとのこと。
この一五〇年の歳月で色々成長することができた。
まず虚ろの森の魔物じゃ、全く相手にならなくなった。
知識もガイドさんに教えて貰ってるから、それなりにあるはず。
そして、もう一つ伝えたいことがある。
僕の容姿がめちゃくちゃ可愛いことだ。
エメラルドグリーンの髪を腰まで伸ばし、頭には花が咲いている。
小顔の割に大きな三白眼で瞳の色もエメラルドグリーンだ。
見た感じの年齢は一四歳の時に成長が止まってしまう。
もっとナイスバディのお姉さんになりたかったのに。
閑話休題。
とにかく僕はこの森を出ることにした。
早く人に会いたいなー!
ガイドさんが言うには最初はエルフ領にした方がいいらしい。
理由を聞くと、エルフは精霊を崇めているから待遇は良いだろうとのこと。
そうだ、僕は精霊だった。
エルフ領目指して南に進む。
僕を襲う魔物は殆ど居なくなった。
理由は簡単だ。片っ端から殺してたら、あいつヤバいやつだ、ってなったかららしい。
僕を襲う魔物は最近流れて来た魔物くらいだ。
とどのつまりこの森のヒエラルキーの頂点に立ったわけだ。
「ガイドさん、ナビゲートは任せたよ!」
『はい、お任せ下さい』
ちょくちょく襲ってくる魔物を捻りながら進んでいると、ガイドさんが何か異常を察知したようだ。
『前方一キロ程先、アースドラゴンに冒険者が襲われています』
アースドラゴンはSランクに分類される魔物だ。
「冒険者達は勝てそう?」
『恐らく厳しいかと』
しょうがない、助けに行くか。
僕は現場に向けて全力で走り出す。
私はネラ、エルフの冒険者だ。
友達とパーティを組み、日々切磋琢磨している。
今日も虚ろの森の浅い場所にて魔物を討伐していた。
いつも通り、何事もなく終わると思っていた。
地響きと共に奴が現れるまで。
「なっ!? アースドラゴン!?」
アースドラゴンはSランクの魔物だ。
本来はもっと深いところに生息しているはずなのに。
アースドラゴンからしたら私たちなんてただの餌でしかない。
逃げるか? でも、逃げ切れるのか?
そんな葛藤が頭を木霊する。
「ネラ、ねげるにゃ!!」
仲間の獣人族戦士のニーナが叫ぶ。
「・・・・・・ネラが一番確率がたかい」
もう一人の仲間の魔法使いのセリナが魔法を唱えながら前に出る。
一人で逃げる? いや、そんなのは認められない!
「あなた達を置いて行けるわけないじゃない!!」
私も覚悟を決めてアースドラゴンと対峙する。
「「「はああああああ!!!」」」
■ ■ ■
「・・・・・・魔力が尽きた」
「あたしももう動けないにゃ・・・・・・」
「くっ、ここまでか・・・・・・!」
アースドラゴンの口が眼前まで迫る。
その鋭い牙に噛まれたら痛いんだろうなとどうでもいいことを考える。
これが私たちの冒険の果てなんだ。
全てを諦め、目を瞑る。
これから訪れる痛みに備えて。
でも、何時まで経っても痛みはこない。
おかしいとおもい再び目を開けると、
「フー、間に合いましたね!」
そんなどこか場違いな緩い声と共に。
アースドラゴンを木ががんじがらめに拘束していた。
焦ったよ、到着したタイミングで食われかけてるんだもの。
とりあえず《母なる星》で拘束したけど、この人たち大丈夫だろうか?
一番元気そうなエルフの女の子に問いかける。
「あの、大丈夫ですか?」
「あなたは?」
久しぶりに人と話た気がする。
大丈夫、名前ならガイドさんと一緒に考えたからね。
「僕はタルナ、見ての通りドリアードだよ!」
自己紹介と共にニコッて笑い、くるりとターンする。
「「「ええええええ!?!?」」」
僕の頭の上の花をみて驚愕する三人。
「グルアアアア!!!」
アースドラゴンが俺を忘れるなと言わんばかりに咆える。
「そういえばいましたね、あなたも。えい!」
僕が手を振るうと、拘束していた木の先端がミスリルになり、槍のように尖る。
そのままアースドラゴンの鱗を突き破り命を刈り取る。
その様子を唖然とした様子で眺めていた冒険者達に声をかける。
「ねえ、あなた達。僕に街を案内してくれない?」
しばらく呆然としていたエルフの女の子だったが、慌てた様子で返事をする。
「う、うん。勿論いいけど、タルナ様は私たち人類と敵対しない?」
ん、敵対? どういうことだ?
「ガイドさん」
『この世界の精霊の九割が自然を汚す数多の種族達と敵対関係にあります。無論ドリアード達も』
えー、そうだったんだ。
「僕は誰とも敵対するつもりは無いよ、安心して!」
その言葉を聞いて三人ともホッとしたようだ。
「とりあえず、街へGO!!」
この世界で人類とは数多の種族達を総じて人類という。
見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです




