第3章 第三十六話:いしがまやハンバーグ
イオンレイクタウン内でお昼ごはんを食べることにした三人。
「美波のリクエストがあったお肉の店だけど、実は美波がそう言う風に言うんじゃないかって思って、事前に調べておいたんだよ」
「さすがさとしさん!まさに以心伝心ですね。もうこれは付き合っているといって過言じゃないんじゃないかな!」
「そんなの過言に決まってるでしょ!美波がお肉食べたいって言うのなんてお母さんにだって分かったわよ」
そんな親子のやり取りを見て楽しそうに笑うさとしであった。
「それで実は一軒気になっているお店があるんですけどいいですか?」
「なんていうお店なんですか?」
美波が尋ねる。
「『いしがまやハンバーグ』って言うお店で、厳選した高品質な牛肉を100%使用して、それを専用の『石窯』でふっくらジューシーに焼き上げるハンバーグとステーキの専門店らしいんだよ」
「なにそれ!すごくおいしそう!早くいこうよ」
美波がさとしの説明を聞いて我慢できないといった表情をした。
「美鈴さんもそこでいいですか?」
「さとしさんの選ぶお店ならはずれはないだろうし、そこで構わないですよ」
こうしてお昼ご飯の店は『いしがまやハンバーグ』に決まったのであった。
ーーー
いしがまやハンバーグであるが、 店内にハンバーグ専用の特製石窯を持ち、高温の遠赤外線効果で焼き上げていく。外は香ばしく、中は旨味たっぷりの肉汁を閉じ込めた『ふっくらフワフワ』な仕上がりが最大の魅力となっているお店である。お肉はオーストラリアの大自然で育てられた黒毛牛血統の『豪州黒牛』が100%使用されている。
さとしたちはいしがまやハンバーグのお店が入っているmoriの建物へ移動し、1階にあるお店の前へやって来ていた。
店員さんに案内されて席に座った三人は、さっそくメニューをチェックする。
「せっかく美味しいお肉を食べに来たんだし、ここはこの『石窯焼ハンバーグ&ステーキ肉祭り』なんてのはどうだい?なかなか食べ応えもありそうだし、食いしん坊な美波にはちょうどいいんじゃないかな?」
美波はさとしの言葉にわざと頬を膨らませて抗議する。
「もう、さとしさんはすぐに私のことを食いしん坊だってからかうんだから!こんなかわいい美少女に失礼だと思わないんですか?」
「さっきも言ったけど、美味しそうに食べる美波を見てるのが俺は好きなんだけどな……」
「す、好きだなんて……。今日は特別に許してあげます。その代わり、私はその『石窯焼ハンバーグ&ステーキ肉祭り』にしますから、美味しく食べてるところちゃんと見ててくださいね!」
美波は恥ずかしそうに目線をそらした。
「なら私も同じものにして、おいしく食べているところをじっくりと見てもらわないといけないわね」
そう言って余裕の笑みを見せるのであった。
ーーー
注文してしばらくすると、焼き上がったハンバーグが熱々の鉄板に乗せられて運ばれてきた。
それをスタッフが目の前で半分にカットし、鉄板にジュージューと押し付けて最後の仕上げをしてくれた。
こうして目と耳と匂いでハンバーグを楽しんだ三人。
「「「いただきます」」」
声をそろえて頂きますをした三人は、早速ハンバーグを口に運び、今度は舌でも楽しむのであった。
「このハンバーグ、噛むと中から肉汁が溢れてきて、口の中がとても幸せな気持ちになります」
目を輝かせながらハンバーグをほおばる美波であった。
「本当ね。それに外はカリっとしているのに中はふわふわで幸せな噛み応えだわ」
美鈴も幸せそうに食べていた。
「それにこの醬油ベースのおソースもとてもよくあっていて、ご飯がさらに美味しく食べられます。あと何気に『ハンバーグ専用岩塩』で食べるの合いますよ!」
さとしも満足しているようであった。
三人はその後無言でお肉を食べ始め、気が付くと鉄板の上には何も残っていなかった。
「はぁー。美味しかったぁ……」
満足げに大きくなったお腹をさする美波と美鈴であった。
それを見たさとしがふと思う。
(ほんとこの二人といるのは肩ひじを張らなくていいし、とても楽しいよな。あとこの二人はやっぱり似た者親子だな……)
こうして美味しいお昼ごはんを食べた三人は、とても幸せな気持ちで満たされるのであった。
第3章第36話をお読みいただきありがとうございます。
今回は「いしがまやきハンバーグ」のお話を書かせていただきました。
レイクタウンのレストラン案内で、ここの写真に惹かれたため選んだ感じです。
というか、正直お店の数が多すぎて選ぶだけで一苦労でした(笑)。
是非皆さんも一度訪れて自分のお気に入りの店を見つけてみてはいかがでしょうか?
何かお勧めが見つかった場合には私まで是非ご一報ください!
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