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42歳治療院経営者と18歳食いしん坊JKが送る、御朱印集め&ご当地グルメ紀行 ~美人親子に迫られるなんてあるわけない!天然の俺は気が付かない~  作者: サッサン
第3章:ようこそ埼玉県へ

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第3章 第二十一話:川越散策(魅惑の菓子屋横丁)

クレアモール商店街を北へと抜けた三人は、大正浪漫夢通りの石畳の道をまっすぐに進んで行く。

そして大きな交差点を渡ると、今度は黒漆喰の建物が並ぶ「蔵造りの町並み」を見ながら、北へと真っすぐに進んで行く。その後、右手に「埼玉りそな銀行」の洋風建築を見ながら進むと、T字路になっている「札のふだのつじ」交差点を左折した。左折してすぐ、1つ目の信号を右折し、細い路地に入ると今度の目的地である「菓子屋横丁」が見えてきたのであった。


「結構歩かせてしまいましたが、ここが今度の目的地である『菓子屋横丁』ですよ」


「ここは全部お菓子屋さんなんですか?」


周りを見ながら、美波が興奮気味にさとしに尋ねた。


「美波、ちょっと落ち着こうか。このまま自由にさせたら美波一人で突っ走って迷子になりそうだから……」


そう言って苦笑いするさとしであった。

菓子屋横丁にはさとしたち以外にも多くの観光客が訪れており、中には先生たちに付き添われた沢山の小学生たちがやって来ていた。


「この菓子屋横丁には約20軒の菓子屋や土産物屋さんがあるんですよ。ここの名物としては、『日本一長い黒糖ふ菓子』や『昔ながらの駄菓子・飴細工』、それに川越名物の芋を使った『いも恋』なんかのサツマイモグルメが有名ですね」


「サツマイモグルメの『いも恋』がどんなお菓子なのか気になります!」


「それなら最初に食べてみようか。ここで出来立てを買えるはずだからさ」


そう言うとさとしは店先で大きなせいろを出しているお店に行き、『いも恋』を3つ購入した。

『いも恋』は、小江戸川越を代表する名物和菓子であり、川越土産の代名詞とも言える人気の和風まんじゅうである。製造元は川越市内に複数の直営店を構える『菓匠かしょう 右門うもん』で、埼玉県から『彩の国認定優良ブランド品』にも指定されている。

お饅頭自体は、厚切りにした生のさつまいもの輪切りの上に、北海道産の厳選されたつぶ餡を重ね、それを山芋ともち粉をブレンドした独自の生地で1つずつ丁寧に手作業で包み込んでいったもので、生地にはほんのりと塩気が効いており、これがさつまいもとつぶ餡の持つ自然な甘みを最大限に引き立てている。

購入した『いも恋』をハフハフ言いながらほおばる三人。


「さとしさん、お饅頭の生地がもちもちで、さらコシもあって最高です!」


美波が美味しそうにほおばりながら感想を言った。


「美波、それだけじゃないわよ。生地にほんのりと塩味があって、それが中のサツマイモやあんこの甘さをさらに引き立ていて、さらに美味しくしてくれているのよ!何個でも食べられそうだわ!」


そう言って一つ目を食べ終わった美鈴は、さらにもう一つ追加注文するのであった。そして当然のように美波も追加注文をしたのである。

最終的に二人は3つの『いも恋』を完食したのであった。


「それじゃそろそろ横丁の他のお店も見て回りましょうか」


ほおっておくと4つ目を買いに行きそうな二人を別のお店へと移動を促すさとしであった。


「ここの店は飴細工の専門店ですね。ちょっと見てみましょうか」


そう言って三人でお店の中へと入っていった。


「このお店は、4代にわたり100年以上、昔ながらの手作り飴の味と伝統を守り続けている老舗店なんですよ」


店の奥はガラス張りの作業場になっており、タイミングが良ければ、職人たちが大きな飴の塊を何度も引き伸ばし、金太郎飴やニッキ飴などの様々な飴をリズミカルに作り上げていく匠の技を無料で見学できるとの事だった。


「お母さん見て見て!すごいいろんな種類のカラフルな飴が置いてあるよ。いくつか買っていこうよ!」


「そうね。これなら職場の人や美波の高校のお友達にあげるのにもちょうどよさそうね」


そう言って楽しそうにカラフルな飴を選びながら、購入する二人であった。

飴細工のお店を出た三人は、今度は菓子屋横丁の代名詞ともいうべきお菓子を見に行くのであった。


「さっきの『いも恋』が川越の名物なのに対して、この『日本一長い黒糖ふ菓子』は菓子屋横丁の代名詞ともいうべきお菓子なんですよ」


この長いふ菓子であるが、元祖として製造・販売しているのは、江戸時代の寛政8年(1796年)に創業した横丁最古の老舗飴屋である『松陸製菓まつりくせいか』である。店頭には主に2つのサイズが並んでおり、最も長いものは驚異の約95cm(もう一方は約80cm)ある。


「このふ菓子なんですけど、ただ長いだけじゃないんですよ。土台となる『麩』そのものから職人が一本一本手作りしているんですよ。そのため、口に入れるとシュワッと心地よく溶けて、大粒で軽い極上の食感を味わえるんです」


「さとしさんたら、そんなこと言われたらこれも食べたくなっちゃうじゃないですか……」


美鈴が悩まし気にさとしに行った。


「お母さん、それなら一本を買って三人で分けて食べればいいんじゃない!」


「美波、あなた天才ね!ぜひそうしましょ!」


そう言うと親子で大きいサイズのふ菓子を購入しに行くのであった。


(美波も美鈴さんもすごい食欲だけど、いったいどこに入っていくのやら……。謎すぎる……)


さとしが不思議に思っていることなど露と知らない二人は、意気揚々と麩菓子を購入してきたのであった。

さとしの思った二人の食欲の謎が説かれる日がいつか訪れるのか、そして、そもそも二人自身がその異常な食欲に気が付ているのかすら怪しかった。


第3章第21話をお読みいただきありがとうございます。


今回は菓子屋横丁について書かせていただきました。

去年の12月に行ったときにも修学旅行?の小学生や多くの観光客で賑わっていました。

こうやって書いていると、不思議とまた行きたくなってきてしまいます。

皆様ももし埼玉に来る機会がありましたら、観光地の少ない埼玉県都市部において、一押しの観光スポットですので、是非訪れてみてください


お願い:皆様からの応援(ブクマ&評価☆)をお待ちしております。あとちょっとで三桁に行けるんです(現在:92PT)!是非、栄えある三桁到達の功労者に名乗りを上げてください!

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