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42歳治療院経営者と18歳食いしん坊JKが送る、御朱印集め&ご当地グルメ紀行 ~美人親子に迫られるなんてあるわけない!天然の俺は気が付かない~  作者: サッサン
第3章:ようこそ埼玉県へ

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第3章 第十九話:川越散策(川越八幡宮)

かえる神社を後にした三人はJR川越駅のほど近い場所にある川越八幡宮へとやって来ていた。

川越八幡宮は創建約1000年の歴史を持つ古社である。主祭神は応神天皇であり、大きな愛の持ち主であると言われている。


「この川越八幡宮は、埼玉県でも有数の恋愛パワーを充電してくれるパワースポットなんですよ。その証拠にそこに1本のイチョウの大木があるじゃないですか」


さとしが指さす拝殿前にあるイチョウの大木に美波が近づく。


「さとしさん、これですか?」


「そうだよ。そのイチョウの大木だけど、1933年に平成天皇の御生誕にあわせて植樹されたんだけど、実はその時植樹されたのは、男イチョウと女イチョウの2本だったんだよ」


美波がイチョウの大木を見ながらさとしに尋ねる。


「でも、今は一本しかないですよ。もしかして枯れちゃったんですか?」


「枯れてなくなったわけではないよ。実はこの二本のイチョウがくっついてしまって、いつしか1本の大木になってしまったんだよ」


美鈴がイチョウの大木を見ながらしみじみ語る。


「それはとても不思議な現象だけど、木と木が結ばれて一つになるなんて、とてもロマンチックね」


「ですよね。そこで今は『縁結びイチョウ』と呼ばれて、触れて手を合わせれば良縁に巡り合うと言われているんですよ」


その後三人で一緒にイチョウに手を触れ、そして手を合わせたのであった。

その後三人は拝殿へ行き、お参りをし、その後、社務所へ行って、御朱印を頂いたのであった。

頂いた御朱印には鳩が二匹、向かい合うように印が押されていた。

その御朱印を見た美波がさとしに尋ねた。


「さとしさん、鳩がこの神社のシンボルなんですか?」


「この神社のって言うよりも、八幡様のお使いが鳩なんだよ」


「でもなんで八幡宮のシンボルが鳩なのかしら?」


美鈴が御朱印を見ながら首を傾げていた。


「それは、八幡宮の鳩が、西暦571年に宇佐の地に応神天皇の神霊である八幡大神が現れた際、黄金の鷹の姿から白い鳩へと姿を変えたと伝えられているんですよ。さらには平安時代に、大分から京都へ八幡様を移動した際、数多の白鳩が空を舞い、神輿の道案内をしたという伝説があるんですよ」


「そんな言い伝えがあったんですね。そういう話を聞いてからだと、ここに押されている鳩の印がなんだか可愛いだけでなくて、とてもありがたいもののように感じるから不思議だわ」


そう言いながら、感慨深く御朱印を見るのであった。


ーーー


さとしは境内にある目の形をした石造の前に二人を連れて来ていた。


「この石像は『目の神様』で、眼病平癒や心の目を開くといったご利益があるそうですよ」


その説明を聞いた美波がさとしの方を向いた。


「なら、鈍感なさとしさんにこそ必要だと思うんですけど……」


「そうね。さとしさんにはちゃんと心の目を開いてもらわないとね……」


二人から攻められるさとし。


「俺はそんなに鈍感じゃないと思いますけど……」


首を傾げるさとしであった。


((無自覚なのが厄介なのよね))


美波と美鈴は同じ感想を持つのであった。

この親子の思いが報われ、さとしにその思いが届くように、恋愛成就の神様である『応神天皇』に祈る二人であった。


第3章第19話をお読みいただきありがとうございます。


今回は埼玉でも有数の恋愛成就のパワースポットである川越八幡宮でのやり取りについて書かせてもらいました。

最後に応神天皇に願ったお願いがかなって、ちゃんとさとしに届くのか、それは現段階では作者にもわかりません(笑)


お願い:ブックマーク&評価☆で美波と美鈴親子を応援してあげてください。その応援がさとしの心の目を開いてくれるはずですので(笑)

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