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42歳治療院経営者と18歳食いしん坊JKが送る、御朱印集め&ご当地グルメ紀行 ~美人親子に迫られるなんてあるわけない!天然の俺は気が付かない~  作者: サッサン
第3章:ようこそ埼玉県へ

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第3章 第五話:腹が減っては職業体験はできぬ

私の処女作である『幼馴染の境界線 ―僕の祈りと、君の憧れ―』(累計5万5千PV&1万三千人突破、総合評価1098PT:7月31日9:38現在)が先日無事に本編が完結いたしました。そちらもよかったらよろしくお願いします(おまけ回を除き、シリアス寄りな内容になっております)。8月中旬ごろよりアフターストーリーを投稿し始める予定です。

夕飯を食べたあと、移動の疲れが出たのかお風呂に入った後はやめに就寝する美波と美鈴であった。

次の日の朝7時半過ぎ。

食堂ではさとしがフライパンで目玉焼きとベーコンを焼いていた。

そこへ起きてくる美波と美鈴。


「おはようございます。二人とも起きたんですね。もうすぐ朝食ができるので座って待っていてください」


「おはようございます。朝ごはんなんですか?」


目を輝かせる美波。


「おはようございます。朝から失礼よ、美波」


美波をたしなめる美鈴であった。


「いいんですよ。美波が食いしん坊なのは今に始まったことでもないですしね。ちなみに今日は目玉焼きとベーコンとサラダに、トーストなんだけど、トーストはアレンジしようかと思うんだけど二人はどうしますか?」


「どうせならさとしさんと同じものにしてもらってもいいですか?」


「私も、私も!」


「了解です。なら……悪魔のトーストにしますね」


そう言ってにやけるさとしであった。

悪魔のトーストとは、食パンにスライスチーズを乗せ、その上から砂糖をパラパラと振りかけてトースターへ入れて温めてやる。そうすると、チーズの塩気と砂糖の甘さが溶け合い、濃厚な味わいになるのだ。最後の仕上げに黒コショウを軽く振ってやると味が引き締まるのである。


出来上がった料理を二人に手伝ってもらい並べていく。

飲み物は暖かいコーヒーと牛乳、オレンジジュース。

そして最後にいい感じにチーズがとろけた『悪魔のトースト』をそれぞれの前に置いていった。


「これがチーズと砂糖と黒コショウで作った『悪魔のトースト』です。どうぞ食べてみてください」


二人が同時にトーストにかじりついた。その瞬間、二人とも固まってしまう。

それを見て焦ったさとしが声をかける。


「二人とも大丈夫ですか?口に合わなかったかな?」


その言葉で二人の時間が再度動きだした。


「お、お、お、おいしいー!食べるのを止められないよー!」


美波が叫びながら勢いよく食べていく。すると今度は美鈴が美波に続いた。


「やだ、これいくらでも食べられちゃいそうよ。まさにダイエットの天敵。そう、まさに悪魔よ!」


それを見てほっとするさとし。


「気に入ってくれたみたいでよかったです。あれならもう一枚ずつ食べますか?」


「「いただきます」」


結局二人は合計で三枚ずつの悪魔のトーストを平らげたのであった。


(また明日の分のトーストを買ってこないとな)


二人の食欲の旺盛さに改めて驚かされるさとしであった。


ーーー


朝食を済ませた三人は歯磨きや洗顔などを済ませて、お店の準備に入ることにした。

さとしが仕事着に着替えて二人の元へやってくる。

ちなみに仕事着は白衣のズボンに、上には緑色の病院の看護師が着ているような服装であった。


「さとしさんの仕事着初めて見ましたけど、素敵です!結婚してください!」


「はいはい。ありがとね。それよりも美波もジャージに着替えておいで」


さとしに促されて、美波は高校のジャージに着替えて戻ってきた。


「それでは改めて今日一日よろしくね」


「よろしくお願いします」


美波はさとしにお辞儀をする。


「美波、ちゃんとさとしさんの言うことを聞くのよ。私は食器とか洗ったりしてますね。お昼ご飯は12時でいいですか?」


「はい。12時で大丈夫ですよ。冷蔵庫にあるものは好きに使ってください。美鈴さんのお昼ご飯楽しみにしてますね」


こうして美波の職業体験が始まったのである。


ーーー


「まずはお客さんが来る前の開店準備からだね。美波には掃除機をかけてもらおうかな」


「はい。師匠!」


唐突に師匠呼びする美波。


「そうか。よく考えたら美波は俺の弟子第1号なんだな。……しっかりやるんだぞ美波」


美波は隅々まできれいに手際よく掃除機をかけていった。

掃除機が終わると次は施術用ベッドの準備である。


「次はこの消毒液を使って施術用ベッドの消毒をしていくよ。やってごらん」


美波は言われた通りにすべてをこなしていった。

一通りの準備が終わると、一人目の予約患者さんが来るまであと15分になっていた。


「今のうちにお手洗いを済ませておいてね。そしたら心の準備をしておくといい」


お手洗いを済ませた美波は戻ってくるとベッドの端に腰かけ気持ちを落ち着かせていた。

一人目のお客さんが訪れる時間が刻一刻と近づいてきていた。



第3章第5話をお読みいただきありがとうございます。


今回は朝食回になります。悪魔のトーストは何か美味しそうなアレンジないかなと思って調べたものになります。早速、この話を書いた翌日の朝に冷蔵庫にあったスライスチーズを使って実践してみました。味は子供の頃によくやっていたトーストにバターを塗ってから砂糖をかけたものにチーズの塩味と呼称の風味が加わった少し大人バージョンの味と言った感じでした。

皆さんもオリジナルのアレンジトーストがあったら是非教えてください。感想欄へのご記入お待ちしています!


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