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42歳治療院経営者と18歳食いしん坊JKが送る、御朱印集め&ご当地グルメ紀行 ~美人親子に迫られるなんてあるわけない!天然の俺は気が付かない~  作者: サッサン
第2章:京都でグルメと観光と御朱印集め

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第2章 第十六話:叡山電鉄巡り(貴船神社)

修学院駅から鞍馬行きの電車に揺られ、三人は貴船口駅へとやって来ていた。

電車を降りた一行を出迎えたのは、サーッと響く心地よい川のせせらぎの音だった。

空気はひんやりと冷たく、山の澄んだ空気に包まれるような感覚に三人は思わず深く息を吸い込む。

貴船口駅のすぐ下には貴船川と鞍馬川が合流しており、都会の喧騒から完全に切り離された、非常に神秘的で美しい光景が広がっていた。


「なんだか涼しげなところですね。それに、とても空気がおいしく感じちゃいます」


「そうね。さすがは京都の避暑地と言ったところかしらね」


「ここはホントに気持ちがいいですね。街中の熱さが嘘みたいに感じますね」


三人は貴船神社を目指して移動するため路線バス(京都バス)を使うことにする。

バスは貴船川沿いの道を上っていく。

景色を楽しみながら乗っているとすぐに目的の停留所に到着した。

貴船の停留所で降りた三人は、貴船神社へ向けて歩いて行った。

時間は12時を少し回ったところであった。


「この後貴船神社を回ったら、食事をとりましょうか」


「「お昼ごはん!」」


二人は相当おなかがすいていたらしく、お昼ご飯にすごい勢いで反応していた。


「貴船だと川床料理が有名みたいですね」


「川床料理?」

美鈴がが首をかしげていた。


「どんなものかはあとのお楽しみにしておきましょう」


そう言って答えをはぐらかすさとしであった。


ーーー


京都の奥座敷である貴船にある貴船神社は全国に約450社ある貴船神社の総本宮である。

大地のパワーが生まれる根源『気生根』の地とされている。御祭神は命の源である水を司る『高龗神たかおかみのかみ』である。3つの社殿がある。


「貴船神社は3つの社殿があって、本宮、奥宮、結社の順に回る『三社詣』が昔からの習わしなんですよ」


「それなら早速始めましょ!そうしないと川床料理が逃げてしまうわ!」


「急いで回りましょうね!」


美鈴と美波はさとしをせかすのであった。


にぎやかな都会とは違う、ひんやりとした緑の空気に包まれた境内の中を、三人で順々に回っていく。

本宮、奥宮、そして最後に縁結びで有名な「結社」へと辿り着いた。


神妙な面持ちでお参りをしている最中、静かな境内に「ぐー……」と盛大な音が響き渡った。

美波と美鈴は顔を真っ赤にして口をつぐむ。

その可愛らしいお腹の音は、さとしの苦笑と、境内に満ちる神聖な空気、そして主祭神である高龗神たかおかみのかみだけが知る秘密である。


お参りを終えた二人が、期待に満ちた目でさとしを見る。

「……さて、神様にもしっかりお願いをしたことだし、御朱印を頂いたら、『川床料理』に行こうか」


ーーー


三人は川床料理の名店として有名な『貴船左源太』へとやって来ていた。

実はさとしは三人で川床料理を楽しみたいと思い、事前にこのお店を予約していたのであった。

貴船左源太を経営している鳥居家は、代々貴船神社の社家(神職を務める由緒正しい家柄)を務めてきた一族で、明治時代に神社から独立した後、昭和37年(1962年)に料理旅館として開業したのであった。

三人は貴船川の清流の真上にあるダイナミックな座敷に案内された。


「川床っていうのはこの座敷の事なんだよ。この席は5月から9月までの限定なんだよ」


「まさに川の上にのってるみたいですごい迫力ですね!」


「それにとても涼しい感じがするわ」


二人とも好評であるようだ。

今回頂いたのはコース料理には『鮎の塩焼』など川床らしい料理も多く含まれておりとても満足の行く時間を過ごしたのであった。

最後に出された黒糖わらび餅を頂きながら料理を振り返る三人であった。


「やっぱりアユの塩焼きは絶品でしたね」

さとしが言うと、

「私は揚げ物が一番お気に入りかな」

という美波。

「私はこの黒糖わらび餅もお気に入りね。プルプルのわらび餅と黒糖の風味が相性抜群だわ」


食事を堪能した三人は、お会計を済ませて外へ出てきた。


「さとしさん、私たちの分はちゃんとはいますから、おいくらか言ってください」


「ここは俺に払わせてください。二人にここの料理を楽しんでもらいたかった俺のわがままで連れてきたんですから」


この言葉で美鈴が折れたのであった。


「ならお言葉に甘えて。ごちそうさまでした」


「さとしさん、ごちそうさまでした」


美鈴と美波からお礼を言われたさとしであった。


「これは今夜にでもお礼を返さないといけないわね……」

そう言いながらさとしにしなだれかかる美鈴。

美波はそんな美鈴を引き剥がすと今度は美波がさとしの腕に抱き着いた。

「お、お礼なら私がしてあげるから……」


「あなたにはまだ早いわよ。経験もないでしょ。こういうことは経験豊富な大人に任せておきなさい」


「私だってもう18歳の成人なんだからできるもん!」


(今夜二人ともお礼に昨日俺がしてあげたようなマッサージでもしてくれるのかな?)


ここで勘違いしたさとしが爆弾発言をする。


「それなら二人同時にしてもらってもいいですか?二人同時にしてもらう機会なんてそうそうないですし、きっと気持ちいいと思いますから」


その言葉に金縛りにあったかのように固まる美鈴と美波であった。そして金縛りから解放された二人から同時に同じ言葉が放たれた。


「「さとしさんのエッチ!!」」


(マッサージしてもらおうと思っただけなのに理不尽だー!)

さとしの心の叫びが貴船の森に響き渡っていた。


第2章第16話をお読みいただきありがとうございます。


今回書いた貴船神社についてなのですが、実は時間がなかったせいでわつぃ自身はまだ行けていないんです(-_-;)

なのでネットなどで調べた資料とガイドブックなどを見て貴船神社や食事の場面を書いています。

実際に行かれる際にはちゃんとご自分で下調べしてからいってくださいね。


この物語を読んで御朱印集めや旅行へ行きたくなってしまったという方がいましたらとても作者冥利に尽きます。そのついでで評価☆とブックマークを付けて頂けたらさらに喜びます。なので、是非お願いします(笑)。


明日も朝7時40分に投稿してまいりますのでよろしくお願いします。

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