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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第六章 異世界 大・花火大会!

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14 花火ねずみで一騒動、えー、こんな花火だったの!?

花火ねずみ、一体どんな花火なんでしょう?

 すごくたくさんあると思っていた花火も、大人数でしているとあっという間に終わっちゃった。 


 いつの間にか師匠とレイス兄ちゃんも混じっていて、レイス兄ちゃんが冬夜兄ちゃんにわざと花火を向けて驚かしたりしていた。お返しに冬夜兄ちゃんはねずみ花火を投げつけたけど、レイス兄ちゃんはあっという間に姿を消して、いつの間にか冬夜兄ちゃんの後ろに立ってた。しかもねずみ花火がくるっとひっくり返って冬夜兄ちゃんの方へ向かってきて、レイス兄ちゃんが逃げないように羽交い締めにししたりして騒いでいた。ねずみ花火は冬夜兄ちゃんの手前で破裂したけど、言乃花お姉ちゃんが手を動かしたら風が吹いて、冬夜兄ちゃんには当たらなかった


「すごい。今の魔法だよね?」


 れーちゃんが感動してたけど、なんだかいろいろありすぎてめんどくさかったので放置した。  


 その時、美桜ちゃんが言った。


「それでは次の花火をするのです。冬夜お兄ちゃん、あそこの箱の中の花火を並べてほしいのです」


 美桜ちゃんが指さした箱には、筒形の花火がいくつも入っていた。


「手伝うっすよ」


 そう言ってレイス兄ちゃんも歩いて行く。そのすきに美桜ちゃんがこっそりとあたしたちにささやいた。


「いいですか。冬夜兄ちゃんが一つ目の花火を置いたらそれを合図に花火ねずみを冬夜兄ちゃんに向けて点火するのですよ」

「わかった」

「うん。でも、この花火、本当に大丈夫なの?」

「さっきも言いましたが冬夜兄ちゃんなら問題ないのです。同じ方向からねらってもつまらないので、分かれますよ。れーちゃんはここからお願いするのです。花火ねずみはしっぽが導火線になっているので、そこに火をつけるのですよ」

「じゃあ、あたしあっちに行くよ」

「美桜は向こうからなのです。では、作戦開始なのです!」


 美桜ちゃんはあっという間に反対方向へ移動している。あたしは火を持ってそっと美桜ちゃんとれーちゃんの間に移動した。


 冬夜兄ちゃんが、レイス兄ちゃんが持っている箱の中から花火を取り出して地面に置く。


 今だ!


 あたしは花火ねずみのしっぽに火をつけた。すると、ねずみ花火の目が赤く光り、


『ターゲット、ロックオン。追撃ヲ開始シマス』


 という機械音声がしたかと思うと、『チュー』と鳴いて勢いよく花火が走り出した。しっぽの先で火花が散っている。


 ── な、何? この花火!? なんか他のと違う気がするんだけど!


 れーちゃんもびっくりした顔をしている。美桜ちゃんは……なんだか黒い笑顔に見えるよ! 美桜ちゃん、一体何考えてるのーーーっ!?


 花火ねずみは三匹とも冬夜兄ちゃんにまっすぐ向かっている。振り返った冬夜兄ちゃんが花火ねずみを見つける。


「え? なんだこれ?」

「まずいっす。冬夜さん、別方向に別れるっすよ!」

「わ、わかった」


 冬夜兄ちゃんとレイス兄ちゃんがさっと左右に分かれて走り出した。


 花火ねずみは三匹とも冬夜兄ちゃんを目指して方向を変える。


「チッ、やはりそうっすか。冬夜さん、なるべく遠くに逃げるっすよ! その花火はしっぽがなくなったら爆発するっす! 追いつかれないように走るっす!」

「冬夜くん、結界を張って! その花火、しっぽが短くなると速度が上がるの!」

「え? うわっ、速度が上がった!? くそっ、逃げ切れないっ」

「冬夜くん!」


 次の瞬間、冬夜兄ちゃんが見えなくなったと思ったら、次々とねずみ花火が暗闇に突っ込んで大爆発を起こした。


 真っ青な顔になったメイお姉ちゃんの肩に、そっと言乃花お姉ちゃんが手を置いて言った。


「大丈夫よ、メイさん。あの花火は結界を越えられないわ」

「はい」


 ギュッと手を握りしめているメイお姉ちゃん。  

 れーちゃんもブルブル震えていて、レイアーナさんが何か言っているのが見えた。


「さて、詩雛さん。今何をしたのかしら?」


 いきなり後ろからポンと肩に手を置かれて飛び上がる。振り向くと、冷たい笑顔のリーゼお姉ちゃんが立っていた……。

なんだかとんでもない花火でした!

冬夜は大丈夫? 

2週間後をお楽しみに!(鬼)


それではまたお会いしましょう!

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― 新着の感想 ―
夏休み最後の花火大会、とっても楽しそうでした(*^◯^*) もともと異世界の人であるレイアーナさんたちと、さらに異世界で遊べると言うのはなんだかとっても贅沢ですね。 そしていろいろな花火がまた楽しい…
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