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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第六章 異世界 大・花火大会!

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15 花火じゃなかったよ……

冬夜の運命や、いかに……?

 あたしがビクビクしながらも一生懸命リーゼお姉ちゃんに説明していると、冬夜兄ちゃんが何事もなかったみたいにいきなり現れた。


「冬夜くん、大丈夫?」


 心配そうに走っていって声をかけるメイお姉ちゃんに、冬夜兄ちゃんは笑顔で答えた。


「メイ、心配かけてごめん。言乃花が言ってくれた通りに結界を張ったから何ともないよ。それにしても、なんだがすごい威力の花火だったが」

「あれは花火ねずみって美桜は呼んでいるけれど、追尾型の小型爆弾を搭載した危険なものよ。毎年うちで花火をするときに美桜が一布に向けて仕掛けるんだけど。まさか学園にも持ち込んでるとは思わなかったわ」


 そう言って大きなため息を吐く言乃花お姉ちゃんは、反対の手で美桜ちゃんの首根っこをひっ捕まえて引きずっている。


 あれは、めちゃくちゃ怒られてるね……。


「ほら、美桜。何か言うことはない?」


 言乃花お姉ちゃんに前に突き出された美桜ちゃんが涙声で言った。


「う、うう、冬夜お兄ちゃん、ごめんなさいなのです〜」

「驚いたけど何ともなかったからな。だがあれは、人に向けて使うんじゃないぞ」

「冬夜くん、聞いてた? あれは、追尾型よ。あれも芹澤が開発した魔道具の一つなの」

「え、ということは……」

「はっはっはっ、あのねずみ型小型爆弾は戦闘には不向きだったが、訓練にはちょうど良いので時々生産しているのだ」

「もう少し威力を加減してくださいよ……」

「何、結局は容易に避けられていたではないか。問題ないだろう」

「せーりーざーわー! 問題ないわけないでしょう! そんな危ないものを学園に持ち込ませるんじゃないわよ! もしもソフィーちゃんに当たったらどうするのよ」

「それこそリーゼが阻止すればよいだけだろう。それとも防げないとでも?」

「む、そんなわけないでしょう! ソフィーちゃんの命は私が守るんだから!」

「リーゼ、話がそれているわよ。それにしても副会長、今回のもの威力が上がっていませんでしたか?」

「さすがだな、言乃花くん。今回の追尾型小型ねずみ爆弾は火薬の量を以前の倍に、速度も速くなるように改良したぞ。だが、まだ威力が弱いな。まだ改良が必要なようだ」


 いつの間にか学園のみんなが冬夜お兄ちゃんのところに集まって騒いでいる。みんな、仲いいんだね。あたしはれーちゃんがいる場所に戻ってきた。


 それにしてもリーゼお姉ちゃんも素早いよ! あっという間に冬夜お兄ちゃんのところに行ってるもん。

やっぱり魔法使いだからなのかなあ。


「ふう、ひどい目に会ったのです」

「え、美桜ちゃん? いつの間に?」

「ふ、ふ、ふ、隙を見て逃げてきたのに決まっているではないですか。しーちゃんもれーちゃんもナイスなのです。タイミングバッチリだったのです」

「美桜ちゃん、すごくびっくりしたんだからね! しっぽに火をつけたら鳴くししゃべるし、いきなりすごいスピードで走っていくし」

「問題ないのですよ、れーちゃん。やっぱり冬夜お兄ちゃんは上手く避けていたのです」

「ねえ、美桜ちゃん。冬夜兄ちゃん何をしたの?」

「結界を張ったのだと思うのですよ。結界は術者の能力で強さが決まるのです。冬夜お兄ちゃんは優秀ですから、素早く結界を張って爆発から身を守ったのです」

「すっごーい! 結界かー。カーッコいー! さすが魔法学園だねっ」


 すると美桜ちゃんが指を振りながら言った。


「チッチッチ、それだけではありませんよ。特別寮に入寮できるのは最優秀者だけなのです。風、土、水、火の魔法の使い方に長けた者だけが入寮できるのですよ」


 なるほどー、あれ? でも……


「ね、だったらさっきの冬夜兄ちゃんは何の魔法を使ったの?」


 途端に美桜ちゃんの体が固まった。

冬夜は無事でしたが、冬夜の使った魔法はなんだったのでしょう。

箱庭既読の方ならわかりますね? 内緒ですよー(笑)


それでは、また2週間後にお会いしましょう!

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