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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第六章 えーっ! あたしの魔力って思念波だったのー!?

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13 姫様たちの、ファースト花火遊び

レイアーナ、シュリーアの二人の姫たちは、花火が初めて。どうなるでしょう?

「あれ?」

「どうしたの、しーちゃん?」

「あそこ。姫様たち何してるんだろう」

「え? ほんとだ。どうして立ってるのかな。聞いてみようか」


 あたしとメイお姉ちゃんは花火を持って姫様たちのところへ行った。


「シュリーアさん、どうしたの?」

「シイナ、わたくしたちどうすればよいのでしょう?」

「え?」


 困った様子で頬に手を当てるシュリーアさんに、目をパチパチさせていると、メイお姉ちゃんがレイアーナさんに声をかけた。


「レイアーナさん、どうしてこんなところで立っているのですか?」

「分からぬのだ」

「え? 何が分からないんですか? 私で力になれることならお手伝いしますよ」


 メイお姉ちゃんがそう声をかけると、レイアーナさんが答えた。


「我らはこういった遊びをしたことがないのだ。それゆえ何をどうすればいいのか分からぬのだ。シイナたちはここの文字が読めるようだが、我らは思念波のおかげで話すのには困らぬがこの世界の文字が読めぬ。それゆえあそこにある花火がどのようなものなのか、どう持つのが正しいのかも分からぬのだ」

「それで困っておられたのですね。それなら私と一緒ですね!」

 

 そう言うと嬉しそうにメイお姉ちゃんが手を合わせた。


「私も花火、今日が初めてなんです。光があんなに美しい色に輝くなんて、あんなに大きな音で(はじ)けるなんて知りませんでした。すごくきれいでしたよね。手持ち花火も冬夜くんに教えてもらって、初めてしたんですよ。いろんな花火があって、びっくりもしましたけどすごく楽しいです。それじゃ、私たちと一緒に選びませんか?」


 あたしも頷いて言った。


「なんだ、そーゆーことかー。じゃあ、後で師匠に話してシュリーアさんたちの分もこの眼鏡作ってもらおうよ。あたしとれーちゃんがこの世界の文字を読めるのは、師匠が作ってくれたこの眼鏡のおかげなんだよ」


 メイお姉ちゃんもにっこり笑って言ったよ。


「私たちもプロフェッサーさんにゴーグルもらったんですよ。そのゴーグルを使うと、しーちゃんたちの世界の文字が読めるようになったんです。そのゴーグルを使ってこの前、しーちゃんの世界の遊園地に行ったんですよ」

「姫様たちは夜だったから花火しか見られなかったけど、あの日メイお姉ちゃんたちはハルヴェストの丘に来てて、一緒に遊んだんだよ。すっごく楽しかったよね!」

「うん。またしーちゃんの世界に遊びに行きたいよ。さあ、それじゃレイアーナさん、シュリーアさん、一緒に花火を選びましょう? しーちゃん、初めてでも楽しめる花火選べるかな?」

「モッチロン、任せてよ!」


 こうしてあたしたち四人は一緒に花火を楽しんだんだ。


 シュリーアさんは花火を持つのも怖怖(こわごわ)で面白かったよ。


 シュリーアさんたちは、あたしとれーちゃんが花火をしているのを見ていたことがあって、その時はすごく美しかったって喜んでたんだけど、自分でするってなると目の前で火花が弾けるからすごくびっくりしたんだって。


「わたくし、このような花火があることは知っておりましたけれど、遠くでしているのを見かけたことがある程度でしたので、まさかわたくしがこのように花火を持つ機会があるとは思いもしませんでした。ふふ、花火とは本当に楽しいものなのですね」


 シュリーアさんはすごく嬉しそうに笑ったよ。その笑顔がものすごくきれいで、思わず見とれちゃったのは、ないしょ。


 あたしがさっき選んだ花火をする時には、レイアーナさんが後ろから支えてくれたよ。


 勢いよく飛び出す火花は最初消えなくて、持ち手を動かさずに持っていると次々に花火が飛び出していって、最後には花火の虹がかかった。すぐに消えちゃったけど、すっごくきれいな花火だったよ。


 ── 異世界の花火、やっぱりすごいよっ! 

しーちゃんのアシストで花火を楽しんだ姫様たちでした。

それでは、また2週間後に!


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