その15 静奈は現代に降臨した八百万(やおろず)の神の一人である 女性なので女神というわけだ。
◆◆◆ その15
「そうそう、時代の進化と共に異次元はどんどん近づいてるわけよね。」
「そう説明されるとわかりやすいですな。」
といちい。
「そうそう、さらにインターネットが登場したおかげでデータレベルであれば、異次元を移動が可能なったってわけよね。この調子ならじきにリアルでも次元間移動が可能になりそうね。」
いっさといちいは普段の静奈の様子からは想像もできない解説にうんうん、とうなずきながら聞いている。
「いちいの仕事もこれで大きく前進するかもね。」
「あのプリンを食べてもなんともなかった時点で涼子さんは御仲間確定でいいと思いますよ。」
いちいが答える。
「じゃあ、涼子ちゃんは御仲間認定ってことでいいかしら。」
静奈の問いかけに、いっさが答えた。
「はい、それでかまわないと思います。」
「そうですね。私も同意見です。」
とは、いちいの返答。
「じゃあ、涼子ちゃんは今日からM機関の一員ね。涼子ちゃんには折を見てここで話しましょう。いちいさん、書類作成、よろしくね!」
「久しぶりの御仲間誕生です。うれしいですね。」
「では、これより、作戦会議を始める」
「えーっ! もう始まってるんですかぁ!」
「何を言う、今から始めるのだ。作戦名は『メガミズ+2』だ。略してM2。いいかね?」
「了解!」
全員の元気いっぱいの返事が昭和チックなすし屋に響き渡った。いっさこと一佐である大将が宣言し、いちいこと一尉はにこにこしながら、パソコンを操作する。
「ゆっくりやりましょうねえ。」
女神様である静奈は数千年を生きるといわれるだけあっていつの時代にあってもマイペースなのだ。
静奈は現代に降臨した八百万の神の一人である。女性なので女神というわけだ。




