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最後は一階の食品売場だった。
薄暗い中で、美沙が生野菜に顔を近づけ、状態のよいものをじっくりと選び出す。
肉や魚は表示されている賞味期限がぎりぎりだった。
冷凍すれば、もうしばらくもつだろう。
野菜、肉、魚、卵、それに桃を二パックと、スイカ丸ごと一玉。
冷凍できるものは多めに確保した。米も家には残り少ないというので手に入れた。
ほかには菓子や缶詰、缶ビールと、あした必要なロックアイス。
選んだ商品を買い物袋に詰めて、入口へ戻る途中、催事コーナーに花火が置いてあることに気がついた。
「やるか、二人で花火?」
陽祐は冗談のつもりで言ったが、美沙は素直に喜んで、
「やりたいやりたい、せっかくだから今夜やろうよ」
どうせやるなら、思いきり派手にやろう。
陽祐は、噴き出し花火やロケット花火も大量に入手して、どこか広い場所で遊ぼうと提案した。
「また堤防に行って、川に向かって打ち込むか、ロケット花火?」
「それより、中学校は? 校庭なら広いし」
美沙の案に乗ることにして、ごっそり花火を手に入れた。
同じ売場にあったロウソクとライターも頂戴した。




