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裏へと至る道 その壱

俺は上倉零次、ごく普通の高校一年生だ。

 ただ一つ変わったところを挙げるとすれば、多重人格者であることぐらい。

 ……の、はずだったのだが。いつの間にか『カミクズ』とかいう化け物と戦うようになったりしちゃって、俺の日常はもう滅茶苦茶。

 その上、最近は変な部活に無理矢理入部させられたりして、もう俺の高校生活返せって感じだ。しかも反撃でちょっとからかっただけで、思いっ切り顔面ぶん殴られるという始末。

 ……散々だ。

 最終的に、殴られたせいで気を失ってしまい、俺の意識は闇に溶けていった。

 しかし俺にはたまに、気を失った後も意識がはっきりしている時がある。今がその時だ。

 これから語るのは、俺がぶん殴られて気を失ったあとに見た、とある夢の話。

 ……ホント、休まる暇がなくて、気が滅入る日常だ。

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