第23話:赤点ゼロの奇跡と、執念のトップ10(結果発表)
テストから数日後。廊下の掲示板に、ついに中間テストの結果と学年順位の上位者が張り出された。
職員室では、先生たちが頭を抱えて驚愕していた。
「おい、信じられるか……? あの平均点底辺を彷徨っていたD組が、今回全教科で学年トップの平均点を叩き出したぞ!」
「それだけじゃない! 赤点が一人もいないんだ!」
学年中に衝撃が走る中、最もざわついたのは「学年個人総合順位」のトップ10だった。
1位:如月 都姫(2年D組)
2位:隠れファンクラブ幹部(2年D組)
3位:特進クラスの生徒
4位:隠れファンクラブ幹部(2年D組)
5位:特進クラスの生徒
6位:隠れファンクラブ幹部 (2年D組)
なんと、当然のように満点で学年1位に君臨する都姫の下に、普段は凡才のはずのD組の男子(ファンクラブ幹部たち)が、執念で3人もトップ10に食い込んでいたのだ。
「うおおおおおおおおお!! やった、やったぞおおお!!」
掲示板の前で、2位にランクインした男子が男泣きをしていた。
「都姫ちゃんの手料理……しかも俺だけの個別リクエストメニュー確定だあああ!!」
教室に戻ると、クラス全員が歓喜の渦に包まれていた。
「都姫ちゃん! 約束通り、みんなで平均点以上取ったよ!」
「赤点も全員回避!」
都姫はクラスメイトたちの快挙に、長い睫毛をパチくりさせながら、本当に嬉しそうに微笑んだ。
「みんな、本当にすごーい! 頑張ったんだね。うん、約束通り、最高のパーティーにしよう。何が食べたいか、後で教えてね」
都姫がコテンと首を傾げてウインクすると、クラスメイトたちは再びその可愛さにハートを撃ち抜かれつつ、約束された至高のご褒美に向けて、期待で胸を爆発させるのだった。




