7/10
逃避行
また真夜中に来てしまった
気づけば、
数少ない瞬間が終わっていく
皺だらけの枕元には
好きな曲のイントロが流れてる
一瞬だけ心の穴が
塞がったと思ったら
また寂しさの風が
心に空洞を空けていくんだ
絶えない羨ましさを
自分らしさに置き換えれば
少しは楽になるのかな
素直に人の幸せを願える人
誰かに幸せを祝われる人
きっと前者には程遠い存在
また理想像を追いかけるだけ追いかけて
大した努力も出来ないなら
こんな悩みは
何処かへ飛んでいってくれないか
明日が来れば、夜が明ければ
また足がすくんで
また逃げてしまうのだろう
自分でも呆れるくらい程に
もう駄目だって解っているのに
また繰り返してる
僕は臆病者だ
逃げる前に考えれば
僕を救ってくれる出来事だったろう?
過去を思うと
今の事よりも
強い衝動が湧いて苦しくなる
こんな夜更けまで
スマホの液晶を見つめてる
この一瞬を惜しみながら
明日への抵抗をしながら




