34 2つの迷宮
活動報告に軽い用語集的な奴も載せてみました。
もし興味がありましたら見てやってください。
マックロウさんにオーダーメイドの武器の注文をし終わり、武器屋を後にしようとした時に、ふと、工房の入り口に立て掛けてあった鉄板が目に入った。
これ、丁度いい大きさだな……。
「マックロウさん。この鉄板何ですか?」
「ああ、それか。お前に渡した前造剣を作る過程の失敗作だ。最初は大剣として打つつもりだったが、魔力の伝達率がいまいちでな。下手に他の武器への流用も効かんし廃材じゃな」
その鉄板を見た時、俺はある事を思いついた。
失敗作とはいえ、ドワーフが作った物だ。頑丈さは期待できそうだしな。
俺は、どうせ捨てる位ならばと、この鉄板をを売って欲しいとマックロウさんに頼む事にした。
このまま残してても、邪魔になるからと銅貨15枚で売ってもらえる事となり俺としても満足だ。
「お前さんは、武器も買わんくせに変な物ばかり欲しがるな。儂の店をガラクタ屋かなんかと勘違いしてないか?」
鉄板を受け取った時に、マックロウさんにそう呆れられ、シルビアにも変な目で見られてしまったが、俺は気にせず愛想笑いを浮かべて魔法の袋へ鉄板を仕舞う。
そして俺達はマックロウさんの武器屋を後にしたのだった。
「ねぇ? なんであんな鉄板なんかわざわざ買ったの?」
隣を歩くシルビアが首を傾げて尋ねてきたので、俺は使い道を教えることにした。
「大した理由じゃないぞ? 野営時に、鉄板焼きをしようかなって思ってさ」
鉄板焼き。つまり熱した鉄板の上で肉や魚、野菜等を焼くアレだ。
屋台通りでも、肉や魚はもちろん、焼きそばを焼いてる物まで見たことある。
「野営する時に、旨い飯が食えたらそれだけで嬉しいだろ? この鉄板ちょうど良さそうなんだよな。多きさとか厚さとかさ」
シルビアは、しばし呆けたような顔をしていたのだが、やがて俺の言った意味を理解したのか、堪えきれなくなったてそのまま吹き出した。
「ぷっ! あははははっ! ど、どんな理由があるのかと思ったら、理由がそれって……はははっ!」
「おいおい。そんなに笑わなくてもいいだろ?」
「ご、ごめんごめん。だってあんまりにも真面目な顔して話すんだもん」
「良いだろ別に。俺は食には拘る質なんだよ」
「だからって普通は武器屋に来てまで鉄板を買おうとは思わないよ……。本当に変わってるよねジェイドって」
そんな感じで、シルビアには笑われてしまったのだが、食事は今の俺にとって貴重な娯楽であると共に、魔力を回復させる重要な行為だ。
しかし、どうせ食べるなら、味や調理方法にも色んなバリエーションを増やしたいのだ。
調味料も現在は塩だけなので、種類を増やしたい。
今夜の解体代金を次第では、味噌とか醤油も買い揃えるつもりだ。
高級品って話だから、ちゃんと買えるかは少し不安だけどな。
「人は食事と娯楽が無いと生きていけないのさ」
「まぁ、確かに外でも美味しいご飯が食べられるのは、嬉しいのと思うけどさ」
そんな他愛無いやり取りをしつつ、歩いていた俺達だが、どうやら次の目的地に着いたようだ。
足を止めたのは、古びた木の看板が掛かった建物。アーティアがよく利用するらしい錬金術店だ。
アーティアに頼まれているという魔法薬の触媒を買うために、シルビアと共に、お洒落な蝶番のドアを開けて錬金術店へと入る。
店の中は薄暗く、棚にはポーションの材料になる魔物の素材や、薬草などが所狭しと並んでいる。
様々なポーションを作って売っている店の為か、独特の臭いが鼻につく。
マシロは嫌そうにしてるが、シルビアの方は慣れてるようだ。
しかし、雰囲気が某有名な魔法使いファンタジー物の映画で見た感じにそっくりだな。
「いらっしゃい」
気だるげな感じの声で、俺達に声をかけてきたのは、この店の店主だろう。
視線を移すと、机に頬杖をついている妙齢の女性がいた。
「ようこそ魔女の大釜へ。今日はアーティアとは一緒じゃないのねシルビア。 何をお求めかしら? 言っておくけど、夜の薬なら人気だから家に在庫はないわよ」
そういって女店主はシルビアの隣を歩く俺見て、くすくすと笑う。
夜の薬ってのが、なんとなく気になるが多分性欲剤とかだろうな……。
今の俺にあまり必要とも思えない物だが。
「そっちの少年はシルビアの恋人かしら? 初めまして。私は魔女の大釜を経営しているメリエッタ。シルビアの相手は色々と大変そうね」
「ちょっ! そ、そんな物いらないわよ! というか恋人でも無いのっ! 何勘違いしてるのよメリエッタ!」
シルビアの方も、耳まで真っ赤にしてそんな事を言ってる。
そこまで必死に否定しなくても……。
なんて少し思ってしまったが、メリエッタさんは、俺達のそんな様子をどこか面白そうに眺めている。
「相変わらずお子様ねぇ……。それで? 本当は何が欲しいの?」
「アーティアに頼まれて、普通に触媒を買いに来ただけよ。月光の粉を売って欲しいんだけど、在庫ってある? それと魔石粉を4つ程お願い」
シルビアはメリエッタさんをジトッとした視線で睨んでいたが、諦めて必要な物を伝えた。
「また月光の粉ね。これを買ってくのは本当、貴女たちだけよね。私としては在庫が掃けてくれて嬉しいんだけど。それじゃ魔石粉と合わせて値段は銀貨10枚ね。そっちの貴方は、何か買うのかしら?」
メリエッタは俺の方に視線を移すと、試すように俺の事を見てくる。
「俺は……」
シルビアについてきただけで、ここで何かを買うとは考えてなかったな……。
何か不足してる物は……ああ。そうだ。マナポーションの在庫が少し心元なかったか。
アレは頻繁に使う物だし、せっかくだ、ここで少し買っておくか。
「じゃあ、マナポーションを5つ程」
「マナポーションを5つも? 君は魔術師には見えないけど……いいの? そこそこ高いわよ?」
「ええ。構いません
「じゃあ全部で銀貨5枚ね。今持って来るから待ってて」
そう言うとメリエッタさんは、奥の部屋にポーションと触媒を取りに向かった。
店内には俺とシルビアとマシロのみが残される。
日本だと考えられない位不用心だな。
この間に、手癖の悪い奴なら素材の一つでも盗むんじゃないのか?
いや、当然俺はそんな事やらないけどさ。
メリエッタさんも流石に何か対策位してそうだしな。
「なぁ、シルビア。月光の粉って何だ? あの人の話を聞く限りは、アーティアがよく買ってるみたいだけど……」
「ん? 知らない? えっとね。月光の粉ってのは、月光蝶って魔物の鱗粉だよ。この鱗粉は魔力を込めると金色の綺麗な光を放つの、ただ特にそれ以外だと特徴のない素材だから、あんまり市場では見ないね。錬金術では特殊な染料を作る時の触媒になるんだよ」
へー。染料の触媒か。
服でも染めるのかな?
「染料ねぇー。錬金術ってそんな物も作れるんだな」
「他にもポーションの自作とかも可能になるし、覚えたら便利だと思うよ。ジェイドも興味あるなら、今度アーティアに教わってみたら? 私は全然才能がなくてダメだったけど……」
シルビアは目を反らしつつ、そんな事を言ってくる。
しかし、シルビアが錬金術ねー……。
何となくだが、材料の分量を間違えたり、手順を間違えて慌てる姿が容易に想像できてしまう。
多分、かなり近い事起こしそうだよなこの子。
「お待たせ。それじゃ合計は銀貨15枚ね」
シルビアと雑談しながらメリエッタさんを待っていると、程なくして、奥から商品を持ったメリエッタさんが戻ってくる。
俺達はそれぞれの品を受け取ると、代金の銀貨を渡して店を出た。
「よーし。これでアーティアからのお使いも終わりっと。 それで次なんだけど……。ジェイドってどこか行ってみたいお店とかないの?」
「そうだなー。魔法関係の書物とか気になってるし、本屋とか、後は調味料を売ってる店とかかな。ああ、それとダンジョン探索用の品を扱ってる店も見たい」
「本屋とダンジョン専門店はまだ分かるけど、調味料って……。ジェイドは冒険者よりも、いっそ料理人でも目指した方が良かっなんじゃないの?」
「お、いいなそれ。食材も自分で調達したら安く済むしいけそうかもな。でも今は冒険者に成れたばっかりだから、転職するにしても相当先だ」
シルビアは呆れたように頭を片手で押さえている。
頭痛でもするのか?
「どうしよう……皮肉が通じない……」
「だって楽しそうだろ? 旅する料理人とかやるのも、面白そうじゃないか」
「なんて言うか……ジェイドって、人生楽しんでるね」
シルビアがどこか変な物を見る目で俺をみつめてくるのだが、その扱いはどうなのか……。
「まぁ、ジェイドの人生の選択肢は置いておいて……。ダンジョン用品の店に興味があるって事は、やっぱりジェイドもダンジョンに挑戦する気なの?」
「そうだな。せっかく冒険者になったんだし挑めるなら当然ダンジョン攻略もやってみたい」
「ダンジョンかー。私達もそろそろ挑戦してみよっかな……」
「あれ? シルビア達もまだ挑んだ事無かったのか」
「そうだね。私も興味はあるんだけど、まだ挑んでは無いかな。下調べだけはちゃんとやってるんだよ? このライムダールの近には、二つのダンジョンがある事とか、その特徴とかね。私が調べた情報でいいなら、ダンジョンについて教えてあげるけど、聞きたい?」
ふむ。そうだな。
ダンジョンについては、色々興味があるし、せっかくだ。
ここは、シルビアの調べた情報ってのを聞いてみるか。
「じゃあ、ここは一つ、先輩冒険者であるシルビアに、情報をお聞か願おうかな? ライムダールの近くには、二つのダンジョンがあるって言ったけど、それぞれどう違うのかを教えてくれ」
「うむうむ。頼れる先輩に任せなさい」
先輩と呼ばれたのが嬉しかったのか、シルビアが得意そうな顔をしている。
この子、本当に面白いよな。
「えっとね。ライムダール近くで発見されてるのは、現在は紅蜥蜴の迷宮と死霊迷宮のと呼ばれる2つよ」
紅蜥蜴の迷宮と死霊迷宮か。
どう違うのだろうか。
「私が挑もうかと考えてるは、死霊迷宮の方。死霊迷宮はあんまり挑む人が少ないからね……」
ああ、そうか。シルビアはエルフって事を隠してるから、人が多いダンジョンに行くのは抵抗があるのか。
そして、それは、俺にも当てはまるな。
他の冒険者が多い迷宮で、スカルウォーカー形態になるわけにもいかないからな。
発見されたら絶対襲われるだろうし……。
挑戦者が多いダンジョンに挑むならば、俺が人化をもう少し維持できるようになってから挑戦するしかないか?
しかし人化しながらだとMPが持つかな? いや、そこはマナポーションと食料を多めに確保して行けば……。でも、それだとコストが掛かかり過ぎる。
やっぱり今の状態で、人の多いダンジョンに潜るのはまだ厳しいかな。
しかし、死霊迷宮には挑戦者が少ないという話だが、余程強い魔物でも出るのだろうか? 名前からして、行きたいとは思わない場所だが。
「挑む人が少ないダンジョンか。ちなみにその理由は?」
「それは、挑んでも苦労に見合っ収入がないからだよ。死霊迷宮はその名の通り、出現する魔物がアンデッド系統のダンジョンでね。主にスケルトンやゾンビ、レイスとかの下位アンデッド達。要するに、強さの割に素材価値が低い魔物ばっかりなの。だから冒険者からは、死霊迷宮は不人気な場所なんだってさ」
「素材価値の低いアンデッドの巣窟か」
スケルトンって素材すら価値低いのかよ。
いや高くてもそれはそれで困りそうだが……。
しかし、アンデッド達の迷宮なら、もしかして、俺が挑んだら仲間認定して襲われないとかあるかな?
いや。無いか。
確かダンジョンの魔物を統率してるのは、最奥を守るダンジョンマスターって話だったはずだ。外からの侵入者はすべて敵認定されるようだし、俺も普通に襲われるだろうな。
しかし、これは都合がいいのではないだろうか?
挑戦する冒険者は少なく、敵もアンデッド系の魔物ならば、俺がスカルウォーカーの状態で戦って万が一見られたとしても、そこまで大きな騒ぎにはならないだろう。
問題は、収入がほぼ見込めない事か。
赤字覚悟で挑むしかないかな?
いや。素材以外にも、何か魅力があるかもしれないし、聞いてみるか。
「なぁ、シルビア。その話を聞く限り、いくら人が少なくても、その迷宮は収入があまり見込めないんだろ? それだと挑むだけ損だと思うんだが?」
もし、ダンジョンに挑む場合は、色々と準備もあるだう。
専門店があるくらいだし。
思いつく限りでも、各種ポーションに水や食糧、それに明かりとなる物に地図等。それらの道具だってタダじゃない。ある程度元が取れない位ならば、普通に討伐の依頼でもやった方が良さそうに思えるんだがな?
「そうだね。お金だけで言うと赤字になっちゃう可能性が高いね。でもダンジョンの魅力は魔物の素材それだけじゃないよ? なんてったって、ダンジョンでは魔物を討伐したら宝箱が出る可能性があるからね。その中身によっては、元が十分取れるかもしれないし。人が少ないからこそ、宝箱の中身には少し期待が持てる可能性があるんじゃない? それに連戦になりやすいから、討伐依頼を続けるよりは、レベルだって上げやすいらしいから。全く得る物が無いわけじゃないと思うの」
「なるほど……」
確かに、経験値は俺からしても魅力だし、ダンジョンの宝箱からは魔道具等の貴重品が出る可能性があるって話だ。
当然、中には罠が仕掛けてある物もあるらしいが、挑戦してみる価値は確かにあるか。
「それでも、やっぱりシルビアと同じ考えを持ってる人間もいるんじゃないか? 死霊迷宮にもそういった理由で挑む奴もいそうだが」
「それがそうでも無さそうなんだよね。もう一つの迷宮。紅蜥蜴の迷宮って呼ばれてる方ね。そこに出現する魔物は主にリザード系。特にサラマンダーとかの属性持ちが多いダンジョンで、そこそこ強い魔物ではあるんだけど、素材の買い取り額が高いし、挑戦する冒険者達も多いから、初めて迷宮に挑む人も、パーティを組みやすいのよ。出現する魔物が少し強めだから、挑戦するのに必要なランクはCランク以上って制限はあるんだけどね。一定の強さの冒険者は、紅蜥蜴の迷宮で安定した収入が望めるからだから死霊迷宮に本格的に挑む人はまずいないね。死霊迷宮に人が入るのなんて、今では新人冒険者達がレベルを上げる為に、浅い階層で修行をする時くらいだよ」
「なるほど……。大体分かった。それは紅蜥蜴の迷宮に人が流れるわけだ」
「そう言う事。死霊迷宮は、入場制限の必要ランクもDだし、私達からしても、本格的なダンジョン攻略前の練習用にちょうどいいかなって思ってるのよ」
「確かにそういった考えなら、多少赤字でも挑む価値はあるか。そういえば、今里だけど、死霊迷宮も紅蜥蜴の迷宮も、未だにダンジョンが機能してるって事はダンジョンマスターは当然生きてるんだよな」
「そうね。ギルドとしても新人冒険者にダンジョンの基礎を教えるのにも使えるし、浅い階層で修行させられるしで、死霊迷宮のダンジョンマスターは討伐することを禁止してるの。紅蜥蜴の迷宮の方も、このライムダールの経済を支える重要な迷宮だからね。当然そっちも禁止されてるね」
「討伐できれば、貴重な魔道具が発掘できるかもしれないのにか」
「例えそうでも、ダンジョンマスターを討伐しちゃったらその迷宮は、ただの遺跡に戻っちゃうからね。せっかく冒険者を鍛えられて、安定した収入をもたらしてくれる迷宮は、ギルドとしても失いたくないだろうからね。そんな事になったら領主様達にも睨まれるだろうし。確かに古代の魔道具は魅力だけど、長い目で見れば、新人達が強くなってくれたほうが、ギルドとしての収入も安定するでしょ?」
「そりゃそうか。ギルドとしては、強い冒険者が育ってくれた方が長い目で見るとプラスの方が大きくなるもんな」
「そういう理由があるから、ダンジョンマスターの討伐が許されてる迷宮ってけっこう少ないのよ。ダンジョンマスターに挑みたいなら、街から遠いダンジョンか、未発見の物に挑戦する位じゃないかな。そういう経緯があるから魔道具の価値ってのは高いんだけどね」
ダンジョンマスターを倒してしまうと、魔物の素材で潤ってる街の経済が破綻しかねない。
当然、そんな事態を招く事を良しとしない上は、ダンジョンマスターの討伐を禁止させるだろうな。
ダンジョンマスターの討伐が出来なければ、最奥にある宝物庫にはたどり着けない。
だから、魔道具の価値は極めて高いと。
つまり、この世界では、それだけの価値のある魔道具を、新たに作り出す事が出来る立川が、いかに貴重かよく分かるな。
そりゃ魔族からも狙われるはずだ。
しかし、そうなると魔道具を複数所持してる俺も、それがバレると確実に厄介な奴等に目を付けられるな。
マックロウさんの店で、良い武器を貰えてよかった。
今後も、風刃のククリと雷刃のダガーを使うのは人がいない時だけに留める事にしよう。
「色々参考になったよ。ありがとうシルビア。流石は先輩冒険者だな。頼りになるよ」
「そ、そう? えへへ」
「ああ。色々面白い話が聞けたし満足した。折角だし今日は昼飯でも奢るよ。なんでもいいぞ。多少懐には余裕が出来たし」
そして、ついうっかり俺は、シルビアにそんな事を言ってしまった。
「え? 本当に? なんでもいいの!? やった♪」
『ご飯っ! お肉がいい。お肉』
今まで黙って俺達の様子を見ながら、俺の頭上を飛んでいたマシロは、昼飯という言葉に反応してくるくると頭上を回り始めた。
つか、また肉か。好きだなお前は……。
まぁ、マシロは魔物だしこれが普通なのかな。
シルビアに聞いてみると、彼女も肉で良いとの事。
なんでも、俺が鉄板焼きの話をしてたから食べたくなったんだと。
ライムダールの飲食店は、まだ詳しくないので、店もシルビアに選んでもらうことにした。
それならばと、シルビアにいそいそと連れて行かれたのは、見るからに高級店。
3人分で銀貨6枚も払うことになってしまい内心頭を抱える事になった……。
それでも、食べ終わったシルビアとマシロが幸せそうな表情をしてたから、良しとするか。
今夜の買い取り金額の合計で、資金の余裕が出る事を期待しよう。
しかし、今日は思ったよりも良い情報が手に入ったな。
死霊迷宮か。
俺もそろそろ成長限界が近い。
進化を狙って、近いうちに挑戦してみるか。




