表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/24

第十八話+α ディザーテッドペットショップ おまけ

 ワイズボイスが先行し、グラントらは地下道を歩き外に出る。前と同じ川の前。調査部の人間が調子を続けている。

 「うーん」

 ワイズボイスは一伸びする。

 「帰りましょうか」  

 「なんだよ。何もなしかよ」

 「あのミスト臭い地下道は中々堪えました。まぁ、言うとすれば、目の前にムラクの中を通り町を分断する川があるってことですね」

 「見りゃ分かるよ」

 「なら結構。じゃ」

 「あの、ちょっと良いですか?」

 帰ろうとするワイズボイスを引き留めるミシャル。

 「はい、何でしょう?」

 「さっき、ギガンティックスライムはエーテルを大量に与えれば育成出来るって仰ってましたよね?」

 「そうですね。それだけ与えることが出来れば、ですが」

 微笑むワイズボイスにミシャルは恐る恐る聞く。

 「それって、誘拐した人間をエサとして与える、とかですか?」

 それを聞いて突然笑い出すワイズボイス。

 「あはははは! まさか、それは流石にバレるでしょうねえ。魔法使いならまだしも、一般人なら百人じゃきかないですよ」

 笑われたことは癪だが、少しホッとするミシャル。

 「じゃ、じゃあ何を与えるんですか? そんな人間百人分以上のエーテルなんてどうやれば……」

 「あるじゃないですか。百人なんて生温い、特濃エーテルが詰まった物が」

 「特濃エーテル……詰まった……」

 グラントは考える。そんなに濃いエーテルなど、何処にでもある物では無い。高濃度エーテル含有物は置いてあるだけで周囲にエーテル中毒者を出してしまうため、厳重に管理しなければならない。そんな簡単に手に入るものでは無い。が、皆が知り、良く使われている物が一つ思い当たる。ミシャルも何か思い付いたようだ。

 「もしかして、聖水、ですか?」

 「ふふふ」

 ミシャルの答えに微笑むワイズボイス。

 「聖水……、防魔隊かよ……! くそ!」

 突然走り出すグラント。

 「部隊長ー!」

 ミシャルも追いかける。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ