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【ネトコン受賞!】ラスボスドラゴンを育てて世界を救います!〜世界の終わりに聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声でした  作者: 犬型大
第十一章

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古代遺跡攻略1

「賞金までゲットか」


「意外だったね」


 アメリカのキャンプまで戻ってきたトモナリたちは少し休んでいた。

 子供たちや男たちをアメリカに引き渡して、どうするのか決定を待っていのだ。


 その結果、子供たちはアメリカで保護してくれることになったので、とりあえずは一安心といったところである。

 ちょっと驚きだったのは傭兵の男たちが賞金首だったことだ。


 殺人にも手を染め、アメリカ国内でも色々とやっていたことがあるらしく、傭兵の男たちには懸賞金がかけられていた。

 犯罪に手を出して懸賞金がかけられる覚醒者も今や珍しいとは言い切れず、それを狙うハンターと呼ばれる覚醒者もいるぐらい。


 傭兵のリーダーの死体は賞金首だと知らずに持ち帰るつもりはなくて燃やしてしまったが、回収してあった鉄球はかなり特殊な武器だったので倒したと認められた。


「世の中こうも子供を犠牲にすることを厭わない奴が多いとはな」


 みんな力を合わせて試練ゲートに立ち向かわねばならない。

 古代遺跡の攻略が子供の犠牲抜きに不可能なわけでもないのに、未来の可能性でもある子供を犠牲にしようとすることは理解し難い話である。


「一度あそこ調べておこうか」


 古代遺跡の攻略が進まないから子供を犠牲にしようということも出てきてしまう。

 ただ同化現象はゲートを攻略してももはや消えるものでもない。


 攻略を終えてしまえば全てが終わるというわけでもなく、古代遺跡が残る可能性はある。

 子供を犠牲にするギミックも残ったままになることも考えられるのだ。


 ギミックを破壊するとか防ぐ手立てがあるなら、それも検討する必要がある。


「それじゃあ攻略再開といくか」


 十分な休息は取った。

 また次の子供を用意できるとも思わないが、あまりダラダラとしてもいられない。


 キャンプでは風呂にも入れないのでそろそろお風呂に入りたいな、と思いながらトモナリたちは古代遺跡に向かった。


「‘向こうも警戒しているはずだから気をつけてね’」


「‘襲ってくる可能性はあるか?’」


「‘ゼロとは言い難いわね’」


 ウーが帰ってこない。

 まだ古代遺跡に挑戦できるレベルではあるものの、ウーはかなり強い覚醒者である。


 国に対して何の連絡もなく消息をたつような人ではなく、簡単にやられるはずもないと信頼は高い。

 古代遺跡の攻略中で連絡できないという可能性は考えているだろうが、ウーが消えたという警戒はしているはずだった。


 メイリンのことが向こうにバレているかは分からない。

 しかしメイリンがこちらにいると分かれば攻撃してくる可能性も否めなかった。


「こいつらの姿も何回見りゃいいんだかな」


 地下坑道ではいつ来てもゴーレムたちが採掘をしている。

 ゴーレムなんだからその行為に飽きたりすることはないのだろうけど、ずっと採掘だけやってるのは大変だなとユウトは思っていた。


 相変わらずトモナリたちのことを気にしないゴーレムの横を抜けて、ウーと戦った部屋までやってきた。

 床には血の跡や死体を燃やした焼けこげた痕跡が残っている。


「ここに子供閉じ込めてどうする……おわっと!」


 部屋の中にある檻に近づく。

 傭兵たちは檻の中に子供を閉じ込めていた。


 檻に入れるとどうなるのか。

 ユウトが檻に近づくと、突然みんなの目の前に表示が現れた。


『扉を開くには子供を捧げよ!

 生贄 0/10』


「なるほどな」


 子供を捧げる必要があるということは知っていたが、こんなに直接的に子供を捧げろと言われていたのは予想外だった。


「ん?」


 四角く表示されたど真ん中に子供を捧げよと書いてあるのだが、その下に滲むように文字が浮かび上がってきた。


『扉を開くには子供を捧げよ!

 生贄 0/10


 シークレット条件

 ゴーレムの心臓を使え』


「ゴーレムの心臓?」


 突然表示が変化した。


「シークレット……なんだこれ?」


「これはなかなか珍しいな」


 時に攻略の条件が表示として目の前に文字で現れることがある。

 その中でもさらに特殊な条件を満たすと現れるのが、シークレットクエストである。


 トモナリがかつて戦ったゴブリンキングなどの特殊モンスターもシークレットクエストの一種だ。

 シークレットクエストはこなせば大体良いことがある。


 報酬の良いものだと広い認識があった。

 ただリスクがないわけでもない。


「ゴーレムの心臓を使え、か」


「……危ないことはなさそうだね」


 今回のシークレットクエストはゴーレムの心臓を使えというものである。

 どこに使うのか、何が起こるのか一切謎のふわっとしたシークレットクエストとなっている。


 当然今の状況からリスクを想定するしかない。

 目の前には檻があって、その向こうには謎の扉がある。


 何が起こるのは想像もつかない。

 けれどもリスクは低いとトモナリとコウは考えていた。


 なぜならシークレットクエストに必要なアイテムがゴーレムの心臓だからである。

 ゴーレムの心臓を使うから安全というわけではないが、ゴーレムの心臓を手に入れるためにはわざわざ地下に潜って大変な戦闘を乗り越える必要があった。


 そもそも入手においてリスクがあるアイテムだった。

 だからゴーレムの心臓を使った先にさらにリスクがある可能性は低いと見ていたのである。

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ネトコン14受賞! なのだ!!!

この度ネトコン14にて、NTTソルマーレ様よりコミック賞での入賞をいただきました!

これからこちらの作品はコミカライズを目指していくことになります!

コミカライズの目標としては来年公開らしいです。

まだまだどうなるかはわかりませんが、これからもよろしくお願いします!

NTTソルマーレがどこかって……? あれだよ、コミックシーモアのところだよ!

僕がコミカライズされるのだ! みんなありがとうなのだ!

気分転換に書いてた新作も公開しちゃう! 読んでね!

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