3 戦闘訓練…えっ何それ…
舞台はちょっとした広場。
「今日から、戦う事をやってみようね♪」
剣を振るのは男の憧れ。
相変わらずメープルの指導のもと、戦闘訓練が始まる。
ワクワクしながら剣を握って持ち上げ…重っ!!
…ふぅ。そうだよ。普通に持とうとするから重く感じるんだよ。さっきは重いと思ったけど、持ち上げられない訳じゃなかった。僕がモヤシの可能性もあるけど、多分やってたら慣れる筈。
戦闘用の人形を、メープルの動きを真似て斬ってみる…。アレだ。コレは斬ってるんじゃない。叩いてるだけだ。刃の向きを意識して…あっ、さっきよりは斬れてる。
あっメープルがまた何か考えてる。
メープルが後ろから僕の手を握って…なんか雰囲気、違くない?いつもなら「は〜い♪」なイメージなんだけど…。
「ん、力を抜いて。剣の重さを感じて」
メープルのおかげで「斬れた」という感覚は分かったけど…雰囲気が違うのが気になる。
「ん、やってみて」
メープル(?)の言う通りにやって見た。自分でも斬れた感覚がある。ん〜でもそれより雰囲気が違うのが気になる。
そんなちっぽけな違和感を抱えたまま三日経って、結構様になってきた…気がする。
「じゃあ…今度は、動く相手でやってみよう♪」
メープルが地面に手を当て、「破ァ!!」じゃないけど、そんな感じの要領で、土で作られた人形。所謂ゴーレムが生成される。
「このゴーレムの弱点は頭と胴体だから、そこを狙って斬ってみてね♪」
動いてるだけのゴーレムに近づく。
やっぱり動いてるだけあり攻撃を当てるのが難しくなる。
ふとメープルを見る…えっ何その動き…痛(ゴーレムの手がぶつかった)。
ようやくゴーレムを全部倒せた。
メープルがアクションゲーの挙動をしてた事は一旦忘れよう。
ちなみに弓矢は適正が無さすぎて、矢が明後日の方向に飛んでいくから無理そうだし…魔法は扱えるかも知れないけど、別枠で扱うから結構剣だけでやり合うことになった。
制限時間を付けられ、徐々に短くなっていく。
比例するように無駄な動きが無くなっていった。
「は〜い、戦闘訓練は一旦ここまで♪ん〜、戦う事に抵抗があるみたいだけど、その抵抗感を忘れないでね♪」




