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ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜  作者: トーヤ


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みんなのダンジョン1 "妖精ダンジョン"

あの飲み会から、アイツら4人は(すばる)義兄(にい)に起業のアドバイスをもらうために、うちに何度か来ていた。


で、サクッと起業しやがったぞ。

しかも"よろずや"の事務所があるフロアのひと部屋を格安で賃貸するらしい。

うちのビルだけどさ?

この階はよろずやだけで使ってるし、余ってるけどさ。

昴義兄がそれでいいなら、いいけど。


業務提携の話も、ダンジョン管理を担当するのは俺になるから、俺がいいならオッケーらしい。


わかったよ。

俺がやればいいんだろ?

提携内容を詰めて、契約を交わす。



「とりあえず1回全員の潜っておいた方が良さそうな気がするんだが?」

「「「「頼む」」」」


やっぱりか。

まぁ、退職するから引き継ぎだ、起業だってバタバタしていたからな。

そんな気はしてたよ。


「誰のからにする?アラート出てるヤツはいるか?」


いるなら、そこが最優先だからな。


「すまん、俺のところにアラート出てる」


大和(やまと)かよっ!


「他は?」


3人は首を振ったので、アラートは出ていないようだ。


「とりあえず、大和からだな。大和のダンジョンの説明くれるか?」


大和は頷いて話してくれた。

要約すると、こんな感じだな。


大和のダンジョンは妖精ダンジョンで、全5階層。

妖精は非討伐対象。

妖精の天敵になる魔物がいるとのことだ。


シャドーウルフとかダークウルフとか。

とりあえずシャドーとかダーク、ブラックなんて付いてる魔物がいるとのこと。


大和はウルフとボアしかみたことがないらしい。

まぁ、行ってみればわかるか。

大和のレベルを確認すれば、魔物の強さの指標にはなるかな?


ステータス

[名前] 入船大和(いりふねやまと)

[年齢] 24歳

[職業] 妖精王

[レベル] 28

[魔力] 21,952

[体力] 13,171

[スキル] 為政者、情報収集、念話、魔力操作

[ダンジョン] 妖精ダンジョン



あー、大和は4月生まれだからもう24歳なのか。

って、そこじゃない。

レベル28か。

なら、どんなのが出てきても大丈夫かな?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『あれー?王さまじゃなーい』

『ほんとだー』

『だれー?』

『王さまはー?』

『王さまよりつよそー』


俺が妖精のみんなのことを見えないと、思っているのかな?

やけに顔の周りを飛び回っている。


「王様の友達だよ」


話しかけてみることにした。


『『『『わぁー』』』』


散り散りに離れていった。

驚かせてしまったようだ。


光をまとった10センチくらいの大きさで、背中に羽がついている。

色は、黄色だったり緑だったり、水色やピンク、白に黒に紫にと、カラフルな子がたくさんいる。

蝶々みたいな羽の子もいれば、蜻蛉みたいな翅の子もいる。


とにかく可愛いのには、変わりないな。


『ボクたちのこと見えてるの?』


遠巻きにされてたんだけど、話しかけられたぞ。


「みえてるよ」


『ほんとにー?』


「ほんとだよー」


むしろステータスまで見えてるけどな。


『なにしにきたの?』

『どうしてきたの?』

『王さまはこないの?』

『ボクたちのことつかまえにきたの?』

『妖精さらいがきたーーー』


『『『『わぁーーーー』』』』


って、さっきから楽しそうだな?


「違うから!王様に頼まれて、魔物をやっつけにきたんだよ」


妖精の動きがピタっと、止まった。


『まものたおしてくれるの?』


「そのために来たんだよ」


『ほんとー?』

『ウルフも?』

『スネークも?』

『ボアも?』

『ヒヒも?』

『ティガーも?』


おー、ウルフとボア以外の魔物も知ることが出来たぞ。

その魔物なら問題ないな。


「もちろん、数減らしてくるから」


『すごーくすごーーーくいっぱいいるよー?』

『ボクたちをおいかけてくるんだ』


「そうなんだ?大丈夫だった?」


『だいじょーぶ。まほうでみえなくするからー』


【隠密】とか【インビジブル】とかかな?


「そっか!すごいね!でも魔物はいない方が安心だから倒してくるね」


『おねがーい!王さまのおともだちのひとー』


王様の友達の人って…。


「俺は、リッカだよ」


『りっか?』

『りっか、おねがーい』

『まものたおしてー』


俺の頭や髪の毛をいじったり、肩に乗ってみたり、やりたい放題の妖精なんだけど、可愛いから許す。


それから俺は、全階層を回ってほぼ全ての魔物を討伐した。


大和、コレはやばかったぞ?

ギリギリの上限のアラートじゃねぇかよ。

たぶんもう3日くらい放置してたら、エマージェンシーが鳴ってたと思うぞ?


そう言ったら、大和は慄いていた。

まさかそこまでとは思ってなかったみたいだな。


「あっそうだ。たまにはダンジョンに来てって妖精が言ってたぞ。王様はいつくるのーって何回も聞かれたぞ?」

「マジで?すまん。そのうち行ってくることにする」


それがいいだろうな。

あの子たちも喜ぶだろう。


「じゃあ、これがドロップ品な」


魔石とボアの肉と皮、ウルフの皮それからスネークの皮。

ヒヒは魔石しかドロップしなかった。

けど、ティガーから色んな果物と魔石がドロップした。

美味いんだろうな、この果物は。


ウルフの魔石が50個。

他は20個くらいずつだな。

アラートはウルフだったようだな。


ずっしりした重さの袋を渡された大和は、目を白黒させていた。


しばらくは、アラートがなることはないだろうな。

ほぼ狩り尽くしてきたからな。


今のだけじゃ、レベルアップにはほど遠いようだな。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる

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